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大人が意外と間違える算数「0×0.1×0.01」→秒で解ける?

  • 2024.9.30
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一般的に大人は子どもよりもたくさんの知識を持っていると考えられているものです。

それにもかかわらず、大人が小学生の問題を解けないのは珍しいことではありません。

今回の問題も、小学生にとっては簡単かもしれませんが、大人のあなたにとっては難しいものかもしれませんよ。

さて、あなたは正しい答えを出せるでしょうか?

問題

次の計算をしてください。
0×0.1×0.01

制限時間は3秒です。

解答

正解は、「0」です。

小数がたくさん登場するので、計算に迷った人もいるかもしれませんね。

しかしこの問題、ある「ポイント」に注目すると一瞬で答えが出るのです。

ポイント

この問題のポイントは、「掛け算の中の0」です。

掛け算の中に0が含まれている場合、その0が掛けられる数・掛ける数のどちらであっても、答えは必ず0になります。

これは、掛け算の中に登場する他の数字がどんな数であっても同じです。

今回の掛け算問題では、冒頭で0が登場しているので、そのあとの小数の掛け算は考えずとも答えは0だと分かるのです。

0×0.1×0.01
=0

では、掛け算の中の0はどうして答えを0にしてしまうのでしょうか。

買い物のシチュエーションで考えてみましょう。

掛けられる数が0の場合

まず、0が掛けられる数であった場合です。

無料で配られている0円のお菓子を■個カートに入れたとします。無料のものを何個持って帰っても料金を請求されることはありません。よって、レジで払う金額は0円(掛けられる数)×■個(掛ける数)=0円と計算できます。掛ける数の■にどんな数字が入ろうと、この結果は変わりません。

掛ける数が0の場合

次に0が掛ける数であった場合です。

お菓子コーナーには10円のガムから1000円の高級クッキーまで様々な商品が売っています。しかし、どの商品であってもカートの中に入っている数が0個であれば、やっぱり料金を請求されることはありませんよね。商品の値段を▲円とすると、レジで払う金額は▲円(掛けられる数)×0個(掛ける数)=0円と計算できるでしょう。掛けられる数の▲にどんな数が入ろうと、やはり結果は0になります。

このように0が含まれている掛け算の答えは、掛け算内の他の数字に関わらず必ず0になると覚えておきましょう。

まとめ

今回の問題、式を見た段階ですぐに答えを出せたでしょうか?

0.1や0.01の小数に惑わされずに、冒頭の「0×」に注目できた人は冷静に式を観察できています。0が含まれている掛け算では、余計な計算をしなくとも答えが0だと一瞬で分かります。

このように式をよく見る癖をつけておくと、計算で楽ができるポイントを見つけやすくなりますよ。

0が含まれた問題は他にもいろいろなバージョンがありますので、興味のある人はぜひ挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP

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「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。


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