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大人が意外と忘れている算数「5/6–0.2×3」→正しく計算できる? 

  • 2024.9.23
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分数と小数が混ざった計算は正答率が低く、間違えてしまいやすい問題の一つです。

一つ一つの計算をきちんと確認し、式変形していくことで正しい答えを導くことができます。

今回はそのような問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
5/6–0.2×3

「小数と分数が混ざった計算」です。

今回の問題は、わかりやすいように分数で計算を行っていきます。

解説

今回の問題の答えは「7/30」です。

また途中の計算式は次のようになります。

5/6–0.2×3
=5/6–2/10×3
=5/6–6/10
=25/30–18/30
=7/30

どのように考えたか、順に解説をしていきます。

掛け算「0.2×3」の計算

まずは掛け算からです。

「0.2×3」の部分を取り出し、小数の計算を行っていきます。

この解説では、「分数に直す→掛け算」としていますが、「掛け算→分数に直す」でも構いません。

まず「0.2」を分数に直します。

これは「2/10」となります。

よって、この部分の掛け算は次のようになります。

0.2×3
=2/10×3
=6/10

「6/10=3/5」と、約分をしても構いません。
今回は、この後も計算が続くので約分をしていません。

「5/6–6/10」の計算

掛け算の計算をしたことで、元の式は「5/6–6/10」になりました。

分数どうしの引き算です。

分数どうしの引き算では、通分をしましょう。通分とは、分母を同じ数に揃えることです。

分母が同じ数になれば、分子を引き算するだけとなります。

5/6–6/10
=25/30–18/30
=7/30

よって、今回の問題の答えは「7/30」です。

まとめ

「小数と分数が混ざった計算」では、はじめに小数と分数のどちらで計算をするのかを見極めなければいけません。

その後の計算は、通常の計算規則と同じです。

一つずつ落ち着いて計算をしていきましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


分数と小数の混ざった計算にもう一問挑戦!

大人が意外と忘れている算数「3/5+0.2×4」→小数で答えてください
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