意外と間違える大人が多いかも？１「1/2× 1/4」→正しく計算できる？

2024.7.28

今回は分数どうしの掛け算に挑戦していきます。

計算ができるようになることはもちろんのことですが、この計算がどんな意味を持っているのかも併せて考えてみましょう。

計算の意味を正しく捉えることができれば、算数力も大幅に上がるに違いありません。

ぜひ計算の意味を考えてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
1/2×1/4

解くだけなら5秒以内を目指して取り組んでみましょう。

解説

この問題の答えは「1/8」です。まずは計算方法から確認していきましょう。

分数どうしの掛け算の計算方法
・分母どうし、分子どうしをそれぞれ掛け合わせる。

これが基本の計算方法ですね。今回の問題の分子はどちらも1なので、約分の必要もありません。2×4=8なので、

1/2×1/4
=1/8

と計算することができました。では、この計算は一体何を意味しているのでしょうか。

□/◯という分数はもともと、1を◯等分したうちの□個分を表していました。

つまり、1/2ならピザを二等分（半分）にしたうちの片方ということですね。

これに1/4を掛けているので、半分のピザをさらに四等分したうちの一つ分ということを表しています。

はじめに二等分、次にそのうちの一つを四等分しているので、結局は八等分したことになります。

その一つ分なので、1/8ということになりますね。

まとめ

しっかりと理解するためには計算の意味を考えてみることが大切ですよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修：株式会社カルチャー・プロ（公式HP / インスタグラム）

「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。

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