意外と解けない人が多いかも？！「時速4kmで20分歩いた」→何km進んだ？

2024.7.20

皆さんは、散歩をしているときに、今どれくらい歩いたかな？と気になったことはありませんか？

時間は分かっていても、距離が分からないことが多いですよね。

今回はそんな時に役に立つかもしれない問題です。

解き方をマスターして、日常生活にも役立てましょう。ちなみに、一般の人の歩く速さの平均は時速4kmといわれているそうですよ。

問題

次の問題に答えなさい。
時速4kmで20分歩いた距離は何kmでしょうか?

この問題を通して距離感覚も養っていきましょう。

解説

この問題の答えは「4/3km」です。

分数になっていますが、小数を用いて表すと約1.3kmということになります。

問題を解くために注意しなければいけないことは、速さは「時速」なのに対して、時間は「分」を使って表しているということです。

単位を揃える作業が必要ですね。

今回は「分」に揃えていきたいと思います。そこで思い出しておきたいのが時速→分速への変換方法です。

＜「時速→分速」への変換方法＞
・時速の値を60で割る。
※「分速→時速」に変換する場合は、分速の値に60を掛ける。

ちなみに、1分=60秒なので分速⇔秒速の変換も、60を掛けたり割ったりするとできる。

この方法に則って時速4kmを分速に変換してみましょう。

4÷60=4/60=1/15

時速4kmは分速1/15kmということが分かりました。あとは速さと時間から距離を求めます。

距離=速さ×時間でしたので

1/15km/分×20分=4/3km

速さと時間の単位をしっかり揃えてから計算することで、答えの4/3kmを求めることができました。

まとめ

20分間、時速4kmの速さで歩いた距離は、約1.3kmということでした。

もしこれが30分や40分だったとしても応用して計算することができますね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修：株式会社かえでプロダクション（公式HP）

「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要５科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。

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