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「園のお友達とお互いのカラダを触りっこして遊んでいてビックリ!」「まだうんちをひとりで拭けません。親が触っていいのは何歳まで?」こんなときどうする?

  • 2024.5.12
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「性教育なんてまだまだ先でいい」と思っていませんか? 大切なわが子が性犯罪被害に遭わないためにも、今のうちからの性教育は必須! 学校では教えてくれない大事なこと、ぜひおうちで子どもに伝えてください。

教えて! のじま先生 こんなときどうする? Q&A

ママたちから寄せられた、性教育についての疑問・質問を、性教育アドバイザー・のじまなみさんがスッキリ解決! 子どもとのコミュニケーションの参考に♪

Q 子どもがアダルトな動画にアクセス! どう対応したらいいですか?

A いきなり取り上げず話をしてみて

「タブーを作らないため、私なら一緒に観て『どこがおもしろかった?』と聞き、性教育に活用します。それはハードルが高いようなら、いきなり取り上げず『でもこうした動画にはあなたを傷つけるものがあるから、お母さんは観てほしくないな』と伝えて。アクセス制限はそれからでも」

Q まだうんちをひとりで拭けません。 親が触っていいのは何歳まで?

A 水着ゾーンは家族も触らない、が基本

「『うんちなので水着ゾーン失礼しまーす』と声をかけて拭いてあげて。その際『これをしていいのはママ(とパパ)だけね』と伝えることを忘れずに。4歳くらいになれば自分で拭けるようになる子が多いので、それ以降は家族でも触らないことが基本です」

Q 園のお友達とお互いの体を触りっこして 遊んでいてビックリ!

A 遊びでも水着ゾーンは触ってはダメと伝えて

「これも“あるある”ですね。まだ幼児のうちは『じゃれ合っていてかわいい』で済ませられますが、大きくなってからなら性の被害者と加害者になりかねません。あるとき突然ダメと言われてもピンとこないので、今のうちから水着ゾーンをきちんと教えてあげましょう」

Q 「おちんちん」「おしり」などを連呼する息子。 恥ずかしいのでやめさせたいのですが……

A 水着ゾーンの話をして内と外を区別させて

「そんなときこそ『水着ゾーン』の出番。言いたい気持ちを抑えることはせず、『それは水着ゾーンだよね。家の中では好きなだけ言ってもいいけど、外では言わないよ』と伝えてみてはどうでしょうか」

Q 夫が女性のグラビアが載っている雑誌を持ち帰ってきます。 子どもの目に触れさせたくありません

A 見せられる程度ならむしろ見せたほうがいい!

「女性が水着でポーズをとっている程度なら、むしろ見せて性の話の材料にしてもいいくらい。必死で隠すのはタブーを作ることに。小学生以降で、ものごとが分かるようになったら『これはモデルさんの仕事。あなたがこれをやると、インターネットで流されたりする恐れもあるよ』と伝えるのもいいかもしれません」

Q 夫婦生活をうっかり 子どもに見られてしまい……

A 見られないことは親の義務です

「この相談もとても多いのですが、夫婦の営みは隠すことではありません。ただし、子どものそばで性行為をするのは虐待になります。次からは部屋にカギをかけるなど、子どもの目に触れさせないようにしましょう」

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こんなとき、 あなたならどうしますか?

のじま流「私ならこう答えます」

CASE 1 「きょう、たっくんと チューしちゃった♡」

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「お口は大事なところだからやめようね」

「たっくんを好き、という気持ちは大事に。でもお口は触ったり触らせてもダメだよ、と伝えましょう。一度でやめない子も多いですが、諦めず何度も言い聞かせることが大事です」

CASE 2 (テレビのラブシーンを観て) 「このひとたち、なにしてるの?」

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チャンネルを変えず「愛し合ってるよ」

「通常のラブシーンであれば『大人は好き同士だとこういうことをする』と伝えてOK。ただし子どもはまだできない(法律で13歳以下の性交は禁止)、と付け加えることを忘れずに」

CASE 3 「ママー、ぼくのおちんちん立ってる!」

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「かっこいいね」とほめてあげて

「性的な意味での勃起は第二次性徴以降。この時期は生理現象なので、ママは慌てず『かっこいいね』とほめましょう。その後『でも水着ゾーンだから人には見せないんだよ』と教えましょう」

CASE 4 「赤ちゃんはどうやってできるの?」

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愛の結晶であることを伝えるチャンス!

「はぐらかさずに子どもの質問を受けとめ、『ママとパパが愛し合って、あなたが生まれたんだよ』と伝えてあげて。小学生以降になったら、セックスのことを伝えるのもOK」

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教えてくれたのは
のじまなみさん
のじまなみ/性教育アドバイザー。看護師の経験から正しい性教育の必要性を感じ現職に。著書に『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)がある。3人の女の子のママ。

イラスト/matsu(kodomoe2020年2月号掲載)

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