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大人が意外と間違える算数「2−0×5」→秒で解ける?

  • 2024.6.12
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買い物の支払い、飲み会の割り勘など、大人になると日常のちょっとした計算でも計算機を使うことが多くなります。

しかし、日常生活ではあまり計算に登場しない数があります。

それが0です。今回は、0が含まれている計算問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算問題を解いてください。
2−0×5

制限時間は3秒以内です。

解答

この問題の答えは、「2」です。

正しく計算できたでしょうか?

では、次のポイントでこの問題を解くための計算ルールについて確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントが、0を含む掛け算にあることはすぐにわかるでしょう。

しかし、正解のためにはもう一つ考えるべきポイントがあります。それが、計算の順番です。

順番に確認してみましょう。

0を含む掛け算の答え

0を含む掛け算の答えは、0になります。

0×11=0
42×0=0
0×0=0

このように、計算式に0が含まれる掛け算の答えは、必ず「0」になります。

引き算と掛け算を含む式の計算法則

今回の問題のように引き算と掛け算が混ざっている式においては、まず掛け算から計算するのがルールです。

2-0×5

今回の問題では、まず0×5を計算します。

0×5は0を含む掛け算なので、答えは0ですね。

後は残りの式2-0を計算すれば、答えは2であることが分かります。

2-0×5
=2-0
=2

もし2-0から計算してしまうと…

2-0=2
2×5=10と間違った答えが出てしまいます。

この問題では0を含む掛け算の仕方とともに、計算の順番も気を付けることが、正解へつながる上で重要だったんですね。

まとめ

今回は、0を含む計算問題に挑戦しました。

0の掛け算は日常ではあまり登場しないため、久しぶりに見ると混乱するかもしれません。

ですが、計算自体はとても楽なので一度慣れてしまえば問題なく解けるはずです。

今回の問題で自信がついたら、様々な0に関する問題に挑戦してみてください。



文:VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修:堀口智之(ほりぐち ともゆき)

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和から株式会社代表取締役
大人のための数学教室「和」(なごみ) 創業者
大人の数トレ教室 代表
一般社団法人ビジネス数学協会 理事

2010年に、日本で初めて「社会人専門の数学教室」を創業。講師40名、累計受講者20,000人を超えるほどに成長。日本最大級数学イベント「ロマンティック数学ナイト」の企画・創設。延べ10万人以上が参加。2022年に、youtube「大人の数トレチャンネル」を本格稼働を開始。約1年でチャンネル登録者数4万人を超えるまで成長。


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