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大人が意外と間違えやすい算数「381+739+261」→ 一瞬で計算できる?

  • 2024.7.6
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計算問題に取り組むときは、まず始めに式全体を確認することが大切です。

そして、どのような順序で計算をするのが簡単かを考えた上で、計算を始めましょう。

今回は、そのような問題に挑戦です。

問題

次の計算をしなさい。
381+739+261

足し算だけの計算です。

「前から地道に計算をしよう」と考えなかったでしょうか。

間違いではないですが、もっと簡単な計算方法がありますよ。

解説

今回の問題の答えは「1381」です。

この問題は、次のように計算ができます。

381+739+261
=381+(739+261)
=381+1000
=1381

計算の基本は「前から順に」ですが、今回のように足し算だけの式の場合などは、「結合法則」を利用することができます。

足し算の結合法則
(A+B)+C = A+(B+C)

前から計算しても、後ろから計算しても、計算結果は同じになります。

今回の問題では、前から順に「381+739」をすると、答えが「1120」となり、少し難しい計算になります。

一方、後ろから「739+261」を先に計算すると、答えがちょうど「1000」、次の「381+1000」もとても簡単な計算になりました。

このように結合法則を利用して、計算の順序を工夫することで、暗算での計算も可能になりますね。

ただし、結合法則はどのような計算にも使えるわけではないので注意が必要です。

結合法則が使える計算式

結合法則が使えるのは「足し算の式」もしくは「掛け算の式」です。

足し算の結合法則
(A+B)+C = A+(B+C)
掛け算の結合法則
(A×B)×C = A×(B×C)

引き算や割り算の混じった式では、結合法則は使えないので注意してください。。

まとめ

結合法則は、計算をする上で役立つ法則の一つです。

忘れていた方は、この機会にぜひ学びなおしをしてみましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP

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「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。


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