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大人が意外と解けない数学「空白に入る数字は?」→秒で解ける?

  • 2024.4.29

 

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算数・数学は「論理的思考力を鍛えるのに良い」と言われることがあります。

その中でも図形問題は、ひらめきを必要とするので、大人の脳トレにもピッタリです。

今回は、そのような問題に挑戦してみましょう。

問題

次の◻︎に当てはまる数を求めなさい。
※四角形の角は、すべて直角である。
※長さや面積の縮尺は、必ずしも正確に描かれていない。
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長方形の面積の求め方は「縦×横」ですよね。

今回の問題では、右側の四角形の面積を求めなければいけません。

解説

今回の問題の答えは「13cm2」です。

この問題の解き方は複数あるので、それぞれの解き方を順に確認してみましょう。

解き方1

今回、長さが分かっているのは、「縦5cm、横7cmの長方形」です。(5×7=35cm2)

これは図形全体になっていますね。

右側の長方形だけを求めたいので、全体から左側の長方形を引きましょう。

(右側の長方形)
=(全体)-(左側の長方形)
=35-22
=13

したがって、答えは「13cm2」です。

面積を求める長方形の「横の長さ」が分かっていないのですが、面積を求めることができました。

解き方2

面積を求めるために、「縦×横」の計算をします。

右側の長方形は、縦5cmが分かっているので、横の長さを求めましょう。

そのために、左側の長方形に注目します。

面積22cm2、縦5cmが分かっているので、横の長さが計算できます。

(横の長さ)
=22÷5
=4.4cm

よって、右側の長方形の横の長さは、
7-4.4=2.6cm
となります。

したがって、求める長方形の面積は、

5×2.6=13

先ほどと同じく、「13cm2」となりましたね。

こちらの解き方ももちろん間違いではないですが、途中で小数の計算が必要になってしまいます。

「解き方1」の方が簡単な計算で答えを出すことができました。

まとめ

「長方形の面積を求めるには、縦と横の長さが必要だ」と考えていると、「解き方2」のようになってしまうのではないでしょうか。

横の長さが分からなくても、「全体から不要な部分を引く」という計算で面積は求めることができます。

頭を柔らかくして考えることが大切ですね!

※当メディアでご紹介する数学関連の記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまで一例としてのご紹介に留まることをご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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