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【36歳・仕事は得意だけど恋は苦手】好きな人ができづらくても努力次第で恋はできる

  • 2019.7.14

恋愛の悩みはいくつになっても絶えないもの。

大人になってしまったからこそ、
「友達に相談しづらい」「誰にも言えない」そんな悩み、ありませんか?

『大人の恋愛相談』ではそんな“大人の女性”が抱える恋愛のお悩みを解決するべく、リアルなお悩みをTRILLアプリ内で募集しました。第7回となる今回は、恋愛が苦手というお悩み…。

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的確なアドバイスで多くの人を共感させる渋谷のワインバー「bar bossa」店主・林伸次さん。林さんに恋愛が苦手なNさんのお悩みを紐解いていただきました。

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全世界の女性たちに「自分は魅力的だと思いますか?」と質問したところ、ブラジル人女性は「はい」と答える率がとても高くて、日本人女性は「いいえ」と答える率がとても高いそうです。

日本人は謙虚なので、自分のことを魅力的と思っていても、アンケートではそうは答えないという傾向もあるとは思います。でもやっぱりブラジル人女性と日本人女性のどちらも知っている僕としては、日本人女性の方が「自分の魅力に自信がない傾向」があると思います。

理由としては、ブラジル人は人種に元々多様性があるので、それぞれが「自分ならではの魅力を小さい頃から模索できる」という説や、「小さい頃から親が溺愛する」という説、「小さい頃からナンパされるのが普通の恋愛文化の中で育っているので、自然と自分を魅力的に見せる訓練、例えば自分の自信のある身体や髪や顔の箇所を強調させるといったことをしている」という説もあります。

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一方日本は「女性は控えめでおとなしい方が良い、胸や肌の露出といった性的アピールはしない方が良い、あまり目立たない方が良い」という文化的圧力があるというのが大きそう。そもそも元々おおっぴらに愛や恋を語って積極的に声をかける文化がないというのもありそうです。

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今、某イケてる男性のファッション誌で「美人にインタビューする」という連載をやってまして、さすが、来る人全員「美人さん」なのですが、彼女たちでさえも「自己肯定感がある人とない人」に分かれます。そして自己肯定感のある女性はとても積極的に恋愛を楽しんでいますし、狙った男を落としています。一方、自己肯定感の低い美人さんはどうもダメな男性にひっかかったりしているようです。

そういう意味ではあなたは「自分に自信がない」とあるように、自己肯定感が低いのでしょう。それをまず上げることが先決だと思います。

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ある「仕事がとてもできる女性」が、婚活をしようと思ったそうなのですが、その彼女、今までファッションや美容やお化粧に全く興味を持たずに生活していたそうなんですね。

でも婚活を始める際に「これはプロに教えてもらおう」と思い、頭から足先までファッションやお化粧、ヘアスタイルまで全部を指導してくれるところに通ったそうなんです。

正直言いまして、すごく変わりました。たぶん「男性からの視線」もすごく変わったんだと想像します。彼女、あっという間に素敵な結婚相手をみつけ結婚しました。

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また、今回のお悩みを読み解くとあなたのもうひとつの弱いポイントは「人といると気疲れしてしまう」ということですよね。

よく耳にする言葉に「私(俺)って、すごく人見知りするんです」というものがあります。実を言いますと、僕もすごく人見知りをします。というか、実はほぼ全員が「人見知り」をします。

逆に「人見知りをしない人」って変な人が多いです。人との距離感がつかめなかったり、空気が読めなかったり、妙に押しが強かったりとかします。

はい、つまり、ほとんどの人が「自分は人見知りで、あまり知らない人といると気疲れしてしまう」と思っています。

あなたは「家族」や「とても仲の良い女友達」となら気疲れはしませんよね。みんなそうなんです。そうやって、少しづつ「世の中」と折り合いをつけていって、少しづつ知らない人と仲良くなって、「気疲れ」をしないような「仲間の関係」を作り出しています。

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もちろんそんなことをしなくても、ごく少数の友人や家族だけで生活することはできます。でもあなたは「恋愛をしてみたいし、パートナーが欲しい」んですよね。でしたら、ガムシャラになるしかないです。

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あるとき、「“ちょっと男性恐怖症気味”だったり、“男性が相手だとちょっと緊張してしまってうまくコミュニケーションがとれない”という女性はどうすれば良いのか」、というのを「元男性恐怖症の女性たち」に聞いて回ったことがあります。

彼女たちが全員答えたのは「ぶつかり稽古をするしかない」とのことでした。
とにかく色んな男性と出会って、お茶や食事をしたり、遠出のデートをしたり手を繋いだり、時にはキスやそれ以上のことをしてみたりして、回数をこなしていって、「ああ、男性ってこういう生き物なんだ」っていうのを頭ではなく、感覚で知るしかないっていうことを言ってました。

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以前の回でも答えたように、無理して恋愛をする必要はどこにもないと思います。でも、恋愛のようなものがしてみたい、パートナーが欲しいということでしたら、自分の見た目や動作や話し方といった部分をもっと磨いて、もっと自分に自信を持てるようになってください。最初は「気疲れして大変」かもしれませんが、色んな男性たちと「メールやSNSでのやりとり」や「お茶やお食事」、「デートやその先」を色々と経験していくしかないようです。

そういうことを繰り返していくと、自然と、「人を好きになるって素敵だな」とか、「自分のこの好きな気持ちが伝わるのって素敵だな」とか、そして「自分も相手のことを、相手も自分のことを好きってなんて最高なんだろう」ってところにいつかはたどり着けると思いますよ。

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「彼氏は欲しいし、恋愛はしたい。でも私には向いてないし、苦手」こう思っている大人の女性、実は多いのではないでしょうか?
林さんの言葉にもあるように、無理をして恋愛する必要はありません。
ただ、もしNさんの人生が恋愛することで少しでも豊かになりそうなら、「自分に自信がないこと」「人といると気疲れしてしまうこと」からメスを入れていってもいいかもしれませんね。

▼前回の記事
第6回【32歳・復縁したい】諦めたいのに、どうしても諦められない元彼との関係…

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Text:Shinji Hayashi
Design:Tomomi Hashiba
Illustration:Tsuboyuri
Edit:TRILL編集部

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