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【年齢×結婚の相関関係】ってなんだろう?

  • 2019.6.21
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TRILLのユーザーの中で多い「●●歳までに結婚しないといけない」、「子供は欲しいから年齢的なことを考えるとそろそろ結婚しないと」など、強迫観念に囚われ、婚活に奔走する。
本来は幸せな結婚なのに、女性たちを苦しくさせてしまうのって、なんなんだろう。

そんな悩みに、新たな視点をもたらせ気づきをくれるきっかけとなるオススメ書籍『フランス女性に学ぶ結婚という呪いから逃げられる生き方』(ワニブックス刊)がありました。この書籍では女性の悩みを「自分でかけた呪縛」と話しています。
フランスで生活をしていた著者が感じた日本女性を苦しめる社会的な抑圧、プレッシャーは、実は「自分でかけた呪縛」にすぎないと説きます。
TRILLユーザーにぜひ知って欲しい、5つのテーマをご紹介いたします。

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TRILLユーザーのお悩みを聞いた中、一番多かったのが、その年齢にあるべき姿と自分の実態を比較すること。“30歳までに結婚したい”、“もう35だから、この色派手かな?”など、年齢にふさわしいファション、ステイタスにあるべきだと。その同調圧力を感じ時に、焦りプレッシャーに感じることがある。今回は特に多かった年齢と結婚の相関関係をテーマにしていきたいと思います。

年齢×結婚
sivilla / Shutterstock.com

かつての日本の女性は、クリスマスケーキに例えられていた時代がありました。24歳までだと引く手あまたの需要があるけれども、25歳の終盤ともなれば叩き売り。
26歳だと見向きもされない……。まったくひどい物言いですね。
今は晩婚化が進み、その設定年齢自体が大幅に推し上がった印象です。
30歳あたりが節目となり、今度は年越しそば(大晦日)に例える輩も出現するのでしょうか。

ハラスメント的な発言に寛容でなくなったご時世ですから、そんな言い方をする人も少なくなりましたが、それでもやはり「30もとうに過ぎたのにまだ結婚しないの?」などといった、暗黙の圧迫がまかり通っていることには変わりありません。そして、女性自身もその圧力に傷つき、振り回されています。男女平等が掲げられ、女性も自立していて当たり前、と言われるこのご時世に、結婚していないことに引け目や負い目を感じている女性のなんと多いことか!

結婚していないことが苦しいことなのか。それとも周囲はもう結婚している年齢“なのに”未婚であることが苦しいことなのか

本来であれば、結婚に適齢期というものは存在しないのです。

強いて言うならば、こと妊娠出産に関しては、出産適齢期というべき時期について冷静に意識するのは大事なことですし、賢明なことでもあります。けれども、それは他人がとやかく言うべき問題ではありません。

結婚していないことで苦しんでいる女性の多くが、「もうこの歳なのに結婚していない」などと、年齢と自信の状況を結びつけて悩んでいます。

果たして結婚していないことが苦しいことなのか。
それとも周囲はもう結婚している年齢“なのに”未婚であることが苦しいことなのか。
その苦しみの正体こそが、呪いの源です。
だからつらくとも、苦しみの正体をしっかりと見極めなければなりません。

年齢×結婚
Ivanko80 / Shutterstock.com

多くの日本人女性は、おそらく25歳で独身だったとしても「結婚していなくてつらい」とは思わないはず。それがどうでしょう。
30歳、35歳、40歳……、と年齢が上がるにつれ、悩む女性が増えてきます。
つまりは、結婚していないことそのものよりも「〇歳なのに結婚していない状態がつらい」「多くの人が結婚している年齢なのにもかかわらず、自分が結婚していない(できていない)からつらい」ということなのです。

婚活市場においては、恋愛市場において輝きを見せていた個性や長所が、ときとして、プラスにならないこともある。

現在、日本では40歳以上でも未婚の男女が増えています。
結婚しないことへの世間の風当たりの強さから、結婚を決意し、また世間から認められやすい人を結婚相手に選ぶ。これらの需要を満たしてくれるのが婚活市場なのでしょう。
けれども、婚活市場では、恋愛市場において輝きを見せていたあなたの個性や長所が、ときとして、プラスにならないこともあります。

例えば、身を粉にする思いで仕事に邁進してきたキャリアウーマンが、その背後にあるサクセスストーリーや経験値を剥ぎ取られ、ただ単に年齢が40歳の独身女性、としての価値感でしか見られなくなり、検索条件で最初から弾かれてしまう、ということが起こり得るのです。
今までの人生を全て否定されたような気持ちになり、傷ついている、という女性のお話しもよく聞きます。

年齢×結婚
Impact Photography / Shutterstock.com

ところが、フランスでは、年齢から人を見るということはありません。
私がアラフォーでフランスにいたときのお話です。
3人の子どもを抱え、再度独身の仲間入りをすることを決断したときのこと。
特段新たなパートナーを探している訳ではなかったのですが、さすがは恋愛至上主義の国。ほどなくして“誰かパートナーがいたほうがいいわ”などとマダムたちが囁くのです。
彼女たちの誰ひとりとして私の年齢のことや離婚歴、あるいは子どもがいることなどで、何だかんだと言う人は、フランスにはいませんでした。

日本との婚姻制度の違いや、文化風土の違いがたぶんに影響しているのはもちろんですが、結婚に関する縛り、ましてや「結婚適齢期」という概念のないフランスを、直接肌で感じたものです。

他人が何歳で結婚しようがしまいが、それはあくまでも他人の人生。結婚適齢期を決めるのは自分の心。

決断するのは全て自分自身にしましょう。

ビジョンを持つ。
言い換えるならば、人生においての哲学ともいうべき自身の美学を持つこと。
そうすることで誰かに惑わされることもなく、自分の人生を生ききるのです。

他人が何歳で結婚しようがしまいが、それはあくまでも他人の人生。
自分の人生哲学さえしっかりと持っていれば、他人は気にならないはずです。

結婚適齢期を決めるのは自分の心です。
自分だけの、たった一回の、やり直しが利かない、そして再現性もない、大切な人生なのですから。

自分自身の人生を歩んでいこう

 

<この企画の他の記事をチェッック>
第2回記事はこちら→「婚活って何なんだろう?本当に必要なの?」
第3回記事はこちら→「若くない=女性として魅力がない」ってこと?
第4回記事はこちら→好きな男に去られたときに読みたい。【男に選ばれる】って?
第5回記事はこちら→結婚することが幸せへの正解?

 

フランス女性に学ぶ 結婚という呪いから逃げられる生き方

Edit:TRILL編集部

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