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「ごめん、なんだか体が熱いの」楽しみにしていた家族キャンプが突然中止に。3日後、夫婦で思わず笑ってしまった理由

  • 2026.11.9

出発前夜、完璧に積み終えた荷物

今年の夏、家族で2泊3日のキャンプに行くことになりました。

車への荷物の積み込みは、僕が全部引き受けることにしました。

出発前日の夕方、車のトランクを開けて準備を始めました。

テントに寝袋、バーベキューの道具。荷物はかなりの量でしたが、置く向きや順番を工夫しながら、一つずつ積んでいきました。

キャンプ用の肉や野菜も買いそろえてあり、冷蔵庫で出番を待っています。

日が落ちるころ、最後の寝袋を積み終えると、トランクはほとんどすきまがない状態になりました。

「よし、完璧だな」

我ながら、うまく積めたと思いました。

そこへ妻が玄関から顔を出し、トランクをのぞき込みました。

「わあ、すごい。よく全部入ったね」

「だろ?帰りも同じように積めるように、写真まで撮っておいたんだ」

「そこまで準備したんだね」

妻は笑いながら家に戻っていきました。

僕は冷蔵庫から缶ビールを持ってきて、開けたままのトランクの前で一息つきました。

きれいに収まった荷物を眺めていると、明日のキャンプがますます楽しみになってきます。

「あとは明日の朝7時に出発するだけだな」

子どもたちも楽しみにしているキャンプ。準備を終えた僕は、すっかり満足していました。

翌朝6時、妻の一言で予定が一変

翌朝6時。着替えを済ませてリビングに行くと、妻がソファに座っていました。

顔が赤く、肩にはタオルケットをかけています。

「どうした?具合悪いの?」

声をかけると、妻はつらそうに答えました。

「ごめん、なんだか体が熱いの」

「熱、測ってみようか」

体温計を渡して測ってもらうと、38度5分もありました。

「こんな日にごめんね……」

「いや、謝らなくていいよ。今日は中止にしよう。ゆっくり休んでて」

楽しみにしていたキャンプですが、妻の体調が第一です。

キャンプ場に連絡すると、キャンセル料は1万5000円。痛い出費ですが、仕方ありません。

起きてきた子どもたちにも事情を説明し、「また今度行こうな」と声をかけました。

そして僕は、ふと気づいたのです。

「そうか……あの荷物、全部降ろさないといけないのか」

前の日に時間をかけて積み込んだテントや寝袋を、今度は一つずつ取り出して家の中へ運びます。

夏の暑さもあって、思っていた以上に大変な作業でした。

「昨日はあんなに楽しかったのになあ……」

思わず独り言が漏れます。

結局、すべての荷物を戻すのに1時間かかりました。

ようやく一息ついたところで、今度は別の問題を思い出しました。

「そうだ、あの肉もどうにかしないと……」

冷蔵庫を開けると、キャンプ用に買い込んだ肉や野菜がぎっしり入っています。

食材だけで約1万円分。2泊3日のキャンプで食べるつもりだったので、普段よりずっと多い量です。

「これ、どうやって食べきろうかな……」

しばらく考えた末、すぐに使わない肉は冷凍して、夕飯で少しずつ消費することにしました。

こうして、それから3日間、わが家の夕飯は肉料理が続くことになったのです。

3日目の夜。僕はベランダに小さなバーベキューコンロを出して、残っていた肉を焼いていました。

すると、熱が下がった妻が紙皿を持って出てきました。

「いいにおい。もう焼けた?」

「うん、ちょうど焼けたよ。これで最後の肉だ」

妻は肉を受け取ると、少し笑って言いました。

「結局、家でバーベキューすることになったね」

「ほんとだよ。あんなに準備したのにな」

そう答えると、僕もおかしくなって、二人で笑ってしまいました。

あれだけ楽しみにしていたキャンプには行けませんでしたが、妻の体調も回復し、こうして家族で食事ができている。それだけでもよかったと思います。

とはいえ、次こそはキャンプ場でバーベキューを楽しみたいものです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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