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「塀にぶつけたんだろ!」僕を当て逃げ犯扱いする近所の男性。しかし、傷の場所を一緒に確認すると思わぬ事実が判明

  • 2026.11.9
「塀にぶつけたんだろ!」僕を当て逃げ犯扱いする近所の男性。しかし、傷の場所を一緒に確認すると思わぬ事実が判明

塀に貼られた僕の車の写真

娘に子どもが生まれたのを機に、僕は長年乗っていた小さな車を、大きな白い車に買いかえました。

まだ車幅に慣れていなかったある日、近所の細い道を走っていたときのことです。

右折した先の道はさらに狭く、左側には住宅の塀が続いていました。

「ぶつけないでよ」

助手席の妻に言われ、僕は慎重にハンドルを切りました。

ところが、帰宅して車を降りた妻が、左前のバンパーを指さしたのです。

「ねえ、ここ、こすれてるよ。さっきの角じゃない?」

確かに擦り傷がありました。ただ、何かに接触した感覚はありません。

気になった僕は車で現場に戻り、近くに停めて塀を確認しました。しかし、ひと目では傷らしいものは見つかりません。

その後、もう一度車で確認しに行くと、角の家の窓から男性がこちらを見ていました。

それから数日後、驚くことが起きました。

その家の塀に、僕の車の写真が貼られていたのです。横には赤い大きな文字で「当て逃げするな!」と書かれていました。

ぶつけた覚えはありませんが、自分の車に傷がある以上、気になります。僕は菓子折りを用意し、その家を訪ねました。

傷の場所を確認して分かったこと

玄関から出てきた男性は、僕を見るなり声を荒らげました。

「ああ、あの車の持ち主か。塀にぶつけたんだろ!」

「車に傷があったので確認には来ましたが、ぶつけた覚えはないんです」

「うちの塀に白い擦れ跡があったんだよ。あんたの白い車がここを通ったのも見たんだ!」

男性の話では、僕が通った日のうちに、塀の角に白い筋があることに気づいたそうです。

その後も僕が車で戻ってきて、何度も塀の周りを確認していたため、ぶつけたことを気にしているのだと思ったとのこと。

貼られていた写真も、そのときに撮ったものでした。

疑われた理由は分かりました。しかし、実際にぶつけたところを見たわけではないのに、当て逃げと決めつけられるのは納得できません。

「もし僕が傷つけたなら謝ります。ただ、どこに当たったのか、一緒に確認してもらえませんか」

そう頼むと、男性も門から出てきました。

男性が指さした塀の角には、確かに細い白い筋がありました。

ただ、その位置を見て、僕は違和感を覚えました。

「あれ、この跡、ずいぶん高いところにありませんか?」

「……何が言いたいんだ?」

「僕の車の傷は、もっと低い位置にあるんです。この跡とは高さが合わないと思うんですが」

塀の白い筋は腰ほどの高さにありました。一方、僕のバンパーの傷は、ひざよりも低い位置です。

男性も塀の跡を見直しました。

さらに周囲を確認していると、塀の内側から道路にはみ出している植木の枝が目に入りました。

枝の先は、ちょうどバンパーの傷と近い高さまで伸びています。しかも、そこには白い塗料のようなものが付いていたのです。

「ここ、見てもらえますか。もしかしたら、塀じゃなくて、この枝にこすったのかもしれません」

男性は枝を見つめたあと、もう一度塀の白い筋に目を向けました。

「……でも、あんたの車が通ったのは見たんだぞ」

「はい。ただ、塀にぶつかるところを見たわけではないですよね?」

「……それは、見てないけど」

男性はそれ以上、何も言いませんでした。

もちろん、枝が車の傷の原因だったと断定はできません。ただ、塀の白い筋とバンパーの傷は高さが合わず、枝に接触した可能性もあることが分かりました。

僕は持参した菓子折りを渡さず、その場をあとにしました。

翌日、その家の塀から僕の車の写真と貼り紙が外されていました。

さらに数日後には、道路にはみ出していた植木の枝も短く切られていたのです。

車の傷は残ったままですが、当て逃げだと決めつけられた状態が続かず、ほっとしました。

今でもあの曲がり角を通るときは慎重になりますが、以前より安心して車を走らせています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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