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「あなたは手伝わないの?」夫の実家でお風呂掃除を私に任せようとした義弟。だが、義母の言葉に返事を詰まらせた

  • 2026.11.8
「あなたは手伝わないの?」夫の実家でお風呂掃除を私に任せようとした義弟。だが、義母の言葉に返事を詰まらせた

初めて泊まった夫の実家で

結婚して2年目の冬、私は初めて夫の実家に一泊しました。

夕食の片づけを義母と一緒に終えたころ、義母がお風呂の話を切り出しました。

「悪いんだけど、今日は最後に入ってもらってもいい?」

「はい、大丈夫ですよ」

私の実家では、泊まりに来た人に先にお風呂を勧めることが多かったので、少し意外でした。

ただ、家によって習慣も違うのだろうと思い、特に気にはしませんでした。

義父と夫がお風呂に入っている間、私は義母と居間でお茶を飲みながら待っていました。

そのあと義母も入浴を済ませ、最後に義弟の番になりました。

ところが、義弟がなかなか出てきません。

浴室からは鼻歌が聞こえてきます。急いでいるわけではありませんでしたが、思っていた以上に待つことになりました。

ようやく義弟が居間に戻ってきたので、私は着替えを持って立ち上がりました。

「お風呂、もう空きましたか?」

「うん、もういいよ。お湯、だいぶ減ってるけど」

「そうなんですか?」

「足せば大丈夫じゃない?」

義弟はそう言うと、ソファに寝そべってテレビを見始めました。

長い時間待っていたので、もう少し気を遣ってくれてもいいのに……。そう思いましたが、何も言わずに浴室へ向かいました。

夫は仕事の電話で部屋に戻っていました。

浴室に入ると、湯船のお湯はかなり減っていて、ぬるくなっていました。

片づけを任せようとする義弟に、義母が一言

お風呂から上がると、義母が袖をまくって浴室へ向かうところでした。

どうやら湯船を洗おうとしているようです。

「お義母さん、私が洗いますよ」

そう声をかけると、居間から出てきた義弟が口を挟みました。

「あ、じゃあお願い。最後に入ったんだから、洗ってくれればいいじゃん」

私から申し出たこととはいえ、ずいぶんあっさり任せるのだなと思いました。

すると、義母が義弟のほうを振り返りました。

「ちょっと、あなたは手伝わないの?」

「え?だって洗ってくれるって言ってるじゃん」

「それは気を遣ってくれたからでしょう。あなた、普段お風呂掃除なんてしないじゃない」

「まあ、そうだけど……」

義母は少し間を置いて、続けました。

「いつもは私が最後に入って、湯船を洗ってるのよ。次の日の準備もずっと私がやってきたんだから」

「それがどうしたの?」

「だから、明日からはあなたが最後に入って、掃除もしてくれない?」

「えっ、なんで俺が?」

「私も毎日やってるのよ。たまには代わってくれてもいいでしょう?」

義弟は返事に困った様子でした。

そのやり取りを聞いて、義父も廊下に出てきました。

義弟は義父のほうを見ましたが、義父は小さくせき払いをしただけで、何も言いません。

結局、義弟はそれ以上言い返さず、居間へ戻っていきました。

翌朝、義母と台所で洗い物をしていると、義母が小声で話しかけてきました。

「本当はね、私もずっと最後が嫌だったのよ」

その言葉を聞いて、義母も毎晩のお風呂の順番や片づけを負担に感じていたのだと分かりました。

それから夫の実家では、義弟が最後にお風呂に入ることになりました。

帰省するたびに、義弟がぶつぶつ言いながらスポンジで湯船を洗っている姿を見かけます。

そんな義弟に、義母は廊下から声をかけています。

「すみのほうも、ちゃんとね」

その声を聞くたびに、あの夜のことを思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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