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「これが普通なの?」義実家のお正月で感じた価値観の違い。戸惑っていた私が6年後に取った行動

  • 2026.11.8

夫の実家で迎えた初めてのお正月

結婚1年目のお正月、私は夫と一緒に、夫の実家へ泊まりがけで帰省しました。

大みそかの夜は義父母と年越しそばを食べ、こたつでテレビを見ながら、のんびりと過ごしました。

寝る前、台所を片づけていた義母が声をかけてくれました。

「明日の朝は、お雑煮を作るからね」

「ありがとうございます。楽しみです」

私の実家のお雑煮は、しょうゆ味のすまし汁に、こんがり焼いた角餅を入れたものです。

子どものころから毎年食べていたので、お雑煮と聞けば、自然とその味を思い浮かべていました。

翌朝、食卓につくと、義母が湯気の立つお椀を運んできてくれました。

ところが、中をのぞいて少し驚きました。汁が白く、とろりとしていたのです。

「あ、白みそなんですね」

「そうなの。うちは昔から白みそなのよ」

お椀には、私の実家とは違う丸いお餅も入っていました。

お雑煮は地域や家庭によって違うと聞いたことはありましたが、実際に食べるのは初めてです。

どんな味なのだろうと、少しわくわくしながら箸を取りました。

お餅をひと口食べて驚いた理由

まず白みその汁をすすり、それから丸いお餅をひと口かじりました。

すると、お餅の中から思いがけない甘さが広がったのです。

驚いて食べかけのお餅を見ると、中には黒っぽいあんこが入っていました。

思わず箸が止まります。

「えっ、これ、あんこ入りなんですか?」

義母は私の反応を見て、にこっと笑いました。

「そうよ。このお雑煮じゃないとお正月が始まらないのよ」

隣に座っていた夫は、いつもどおりの様子でお餅を食べています。

「え、あんこのお餅、初めて?」

「うん。うちのお雑煮は、しょうゆ味で、あんこの入っていない角餅だったから」

「そうなんだ。俺はずっとこれを食べてたからなあ」

夫にとっては当たり前の味でも、私には驚きの組み合わせでした。

白みその汁とあんこの甘さを一緒に味わうのが初めてで、最初は少し戸惑いました。

それでも、義母が作ってくれたお雑煮を、ゆっくりと食べ終えました。

ところが、その後も義実家で毎年食べているうちに、少しずつこの味に慣れていきました。

最初は驚いたあんこの甘さも、いつの間にか楽しみになっていたのです。

それから6年。

今では義実家のお正月にこのお雑煮を食べないと、何だか物足りなく感じるほどになりました。

今年のお正月には、私の実家でも、あんこ入りのお雑煮を作って出してみました。

お椀をのぞき込む母に、私は言いました。

「これね、お餅の中にあんこが入ってるんだよ」

「えっ、お雑煮にあんこ!?」

母は目を丸くして、私の顔を見ました。

その反応が、初めて夫の実家でお雑煮を食べたときの自分とそっくりで、思わず笑ってしまいました。

母は少し不思議そうにお椀を眺めていましたが、やがてお餅をひと口かじりました。

「……あら、おいしいじゃない」

その言葉を聞いて、私はうれしくなりました。

結婚するまで知らなかったお雑煮が、今では私にとってもお正月の楽しみのひとつです。

同じお雑煮でも、家庭によってこんなに違うものなのだと、改めて感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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