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「俺が使って何が悪いんだよ」子どもの貯金を借金返済に使った夫。だが、弁護士の前で黙り込んだ瞬間

  • 2026.11.8
「俺が使って何が悪いんだよ」子どもの貯金を借金返済に使った夫。だが、弁護士の前で黙り込んだ瞬間

記帳した通帳から消えていた子どもの貯金

子どもが生まれてから、私は子ども名義の口座に少しずつお金を貯めてきました。お年玉やお祝いも、使わずに全部そこへ入れていました。

いつか子どもが大きくなったとき、自分で使い道を決めてほしかったのです。

ところが、ある日、通帳を記帳して目を疑いました。

引き出しの記録が何行も続いていて、貯めてきたお金がすっかりなくなっていたのです。

その夜、子どもが寝たあと、私はリビングでテレビを見ていた夫に通帳を見せました。

「ねえ、この口座のお金、知らない?全部なくなってるんだけど…」

夫は通帳をちらりと見ると、面倒そうに答えました。

「ああ、それ?俺が下ろしたよ」

「えっ……?何に使ったの?」

「借金の返済。足りなかったから」

あまりにあっさりした返事に、言葉を失いました。

夫は私に何も相談せず、何度もお金を引き出していたのです。

「ちょっと待って。それ、子どものお金だよ?お年玉もお祝いも入ってたんだよ!」

私が声を震わせると、夫はうんざりしたようにため息をつきました。

「家族の金なんだから、俺が使ってもいいだろ」

「……本気で言ってるの?」

夫は答えず、再びテレビに目を戻しました。

子どものために貯めてきたお金を、何の相談もなく借金返済に使われたこと。そして、夫に悪びれる様子がなかったこと。

私はどうしても許せませんでした。

この人とは、もう一緒に暮らせない。そう思い、離婚を決意したのです。

弁護士が差し出した引き出しの記録

その後、離婚に向けた話し合いが、昼間の法律事務所の会議室で行われました。

私の隣には担当の女性弁護士が座り、向かいには夫と夫の弁護士が並んでいました。

子どもの口座の話になると、夫は腕を組んで言いました。

「だから、あれは家のお金だって。俺が使って何が悪いんだよ」

私は思わず言い返しそうになりましたが、隣の弁護士が静かにファイルを開きました。

そして、一枚の紙を夫の前に置いたのです。

「こちらを確認してください。お子さん名義の口座から引き出された記録です」

そこには、何度にも分けて引き出された履歴が並んでいました。

夫が黙って紙を見つめていると、弁護士が続けました。

「この口座には、お子さんがもらったお年玉やお祝い金も入っていたと伺っています」

「だから何だよ。家族の金だろ」

夫はそう言い返しましたが、弁護士は落ち着いた口調で答えました。

「お子さん自身に贈られたお金まで、家族なら自由に使っていいということにはなりません」

そして、記録に目を落としながら話を続けました。

「口座のお金の内訳は確認する必要があります。ただ、ご主人が借金の返済に使った分については、返金を求めて話し合いたいと考えています」

夫は口を開きかけましたが、すぐには言葉が出てきませんでした。

助けを求めるように隣を見ると、夫の弁護士も記録に目を通し、静かに口を開きました。

「まずは引き出した経緯を整理しましょう。返金についても、きちんと協議する必要があります」

夫はそれ以上言い返さず、黙って記録を見つめていました。

あの夜、ソファで「家族の金だ」と言い放ったときとは、まるで違う態度でした。

その場ですべてが決まったわけではありません。それでも、夫が引き出した記録を前にして、きちんと話し合えるようになったことに、私は少しだけ安心しました。

その後の話し合いで、最終的に引き出された分の全額を子どもの口座へ戻すことになりました。

再び通帳を記帳し、戻されたお金を確認したとき、ようやく肩の力が抜けました。

お金が戻ったからといって、夫への信頼まで戻るわけではありません。

それでも、子どものために大切に貯めてきたお金を取り戻せたことは、私にとって大きな救いでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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