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「結婚式で金欠〜、金返して〜」留袖代を両家の母に請求する夫。式のあとも繰り返された冗談に、義母が返した一言

  • 2026.11.8

母たちに送った、夫の冗談

2年前、私たちは結婚式を挙げました。

式の準備をしていたころのことです。親戚をたくさん招く予定だったので、両家の母には式場で髪のセットと着付けをお願いし、留袖も借りてもらうことにしました。

その費用は結婚式の見積もりに含まれていました。

私たちからお願いしたことなので、こちらで負担するつもりでした。

ところが、夫は費用が気になっていたようです。

ある夜、居間で見積もりを確認していた夫が、ため息をつきました。

「留袖って、借りるだけでこんなにするんだ。結構かかるなあ」

「そうだね。でも、私たちからお願いしたんだしね」

そう答えると、夫は携帯電話を手に取り、何やら楽しそうに文字を打ち始めました。

しばらくして、夫が笑いながら画面を見せてきました。

「お母さんたちに送っちゃった」

そこには、両家の母に送ったメッセージが表示されていました。

「結婚式で金欠〜、金返して〜」

私は思わず聞き返しました。

「えっ、これ、うちの母にも送ったの?」

「うん。冗談だよ」

「でも、お金を返せって言われたら、困ると思うよ」

「そんな本気にしないだろ。でもさ、親なんだから、少しくらい出してくれてもいいと思わない?」

夫は笑いながらそう言いました。

「こっちからお願いしてるんだから、請求するのは違うでしょ」

そう伝えても、夫は「冗談だって」と繰り返すばかり。そのうちテレビを見始めてしまいました。

夫に悪気はないのかもしれません。

それでも、母たちが嫌な気持ちになっていないか、私は気になっていました。

義母が夫に伝えた言葉

結婚式が終わったあと、お礼もかねて、私は自分の母と一緒に義実家を訪ねました。

昼下がりの居間で、義母が式の写真をテーブルに並べてくれました。

みんなで写真を眺めながら話していたときのことです。

夫が突然、母たちに向かって言いました。

「いやあ、式でだいぶお金使ったよ。お母さんたちも、留袖代くらいは返してよ」

またその話をするのかと、私は驚きました。

私の母は困ったように笑い、湯のみを置きました。

すると、写真を見ていた義母が顔を上げました。

「ちょっと、またそんなこと言って。あのメッセージも本気だったの?」

「いや、冗談だって。でも、親なんだしさ」

夫がそう答えると、義母は少し厳しい口調になりました。

「親だからって、何でも出してもらえると思ったらだめよ」

「いや、だから冗談だってば」

「冗談でも、言われたほうは困るでしょう。そもそも、着付けも留袖も、あなたたちからお願いしたんでしょ?」

夫は返事をしませんでした。

義母は続けました。

「お祝いとして出してもらうのと、あなたが返せって言うのは別の話よ。そんなこと、言っちゃだめ」

そして義母は、私の母のほうへ向き直りました。

「うちの息子が、失礼なことを言って申し訳ありません」

そう言って頭を下げる義母に、私の母は小さくうなずきました。

夫は何か言いかけましたが、結局何も言わず、黙ってしまいました。

その夜、夫は両方の母に謝罪のメッセージを送りました。

私が気になっていたことを義母がはっきり伝えてくれて、ほっとしました。

あれ以来、夫の口からあの冗談を聞くことはなくなりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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