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「でも笑われそうだから、ちょっと待って」と送った俺→既読をつけるまでの60分にしていたこと

  • 2026.11.8
ハウコレ

「でも笑われそうだから、ちょっと待って」と送ったあと、俺は長いメッセージを打っては消していました。彼女に伝えたかったのは、少し情けない本音です。
夕飯の写真に「うまそう。俺も腹減った」と返した直後、スマホが震えました。付き合って5か月の彼女から届いたのは「返信早いね」という軽いメッセージです。ただのからかいだと分かっていたのに、そのときの俺はうまく笑えませんでした。

即レスしかできない俺

メッセージが届くと、どんなときでもすぐに開いてしまう。それが俺の癖でした。

「返信早いね」を見た瞬間、暇なやつだと思われた気がして、「早いとだめなの」と打っていました。謝るスタンプが届いても素直になれず、返したのは「べつに」だけです。

その晩、彼女とのやりとりをさかのぼって気づいたことがあります。付き合う前の俺は、彼女の返事が来るまで何度もスマホを手に取っていました。何て返ってくるかを想像しながら、彼女のことばかり考えていたあの時間が、妙に楽しかったのです。今はすぐに返事が来るので、その時間がほとんどありません。

タイマーが鳴るまでの60分

翌日から、ひとつ決まりを作りました。彼女からの通知が来たら、スマホを伏せてタイマーを60分にセットする。鳴るまでは開かず、何が書いてあるかを予想してメモに書いておくのです。

これが思った以上に楽しく、タイマーが鳴るとすぐに開いて、いつもどおりの返事を送りました。ただ、彼女は相変わらず俺のメッセージに一瞬で既読をつけます。俺のことを考えながら待つ時間を、彼女にも持ってほしい。そう思って、3日目に「そっちも既読つくの早すぎ。もうちょいゆっくりでいいよ」と送りました。

しばらくして、彼女から「最近ずっと1時間後に既読つくよね。なんかあった?」と届きました。このメッセージだけは、タイマーを待たずに開いてしまいました。

笑われそうな本音

心配をかけていたと気づいたものの、どう書けばいいのか分かりません。10分ほど迷ってから「怒ってないよ。ちゃんと理由ある」と送りました。理由を書こうとすると急に恥ずかしくなり、「でも笑われそうだから、ちょっと待って」と付け足しました。

長い文章を打っては消して、結局送ったのはこんな内容です。「付き合う前さ、返事来るまでずっとスマホ気にしてたの。あれ結構好きだったんだよね。今はすぐ返ってくるから、待つ時間がなくなっちゃって。だから自分で作ってた、1時間。その間、何が届いたか予想してメモしてた」

そして...

既読はすぐにつきました。少しして届いたのは「子どもか笑」。続けて「そのメモ見せて」とありました。

送ったメモには、3日分の予想が並んでいます。「夕飯の写真」「仕事の話」「また夕飯の写真」。半分以上当たっていて、彼女からは笑っている顔のスタンプが立て続けに届きました。最後に「待ってるのが楽しいなら、私は即レスやめないけどね」とも。

今もタイマーは使っています。既読をずらしていたあの60分は、彼女を避けていた時間ではなく、彼女のことだけを考えていた時間でした。
(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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