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「家のために使ったんだから、いいでしょ」成人祝いの10万円を勝手に使った母。だが、親戚の前でいとこが放った正論

  • 2026.11.7

預けたはずのお祝い

20歳になったとき、年上のいとこから成人祝いをもらいました。

のし袋の中には、10万円が入っていました。

思いがけない金額に驚きましたが、当時は特に欲しいものもなく、すぐに使う予定はありませんでした。

大金を手元に置いておくのも不安だったので、両親に預かってもらうことにしました。

「ちゃんとしまっておくから、安心しなさい」

母はそう言って、のし袋を受け取りました。

それからしばらくして、僕はひとり暮らしを始めることになりました。

家具や家電を買うために、預けていたお祝いのお金を使おうと思ったのです。

ある夜、居間にいた両親に声をかけました。

「そういえば、預けてた成人祝いのお金、返してもらってもいい?」

すると、母はテレビを見たまま答えました。

「えっ、もう無いよ」

「え?無いってどういうこと?」

思わず聞き返すと、母は少し面倒くさそうな顔をしました。

「家のことに使ったの。いちいち細かいこと言わないで」

「いや、あれは僕がもらったお祝いのお金だよね?使うなら先に言ってほしかったんだけど…」

そう伝えても、母はそれ以上話そうとしません。

父も新聞を読んだまま、何も言いませんでした。

家のためにお金が必要だったとしても、ひと言相談してくれればよかったのに。

何より、預けたお金を勝手に使われたことがショックでした。

自分で銀行に預けておけばよかったと、後悔するばかりでした。

親戚の前で返されたひと言

次の休みの昼、親戚の家で集まりがありました。

叔父や叔母、両親のほか、成人祝いをくれたいとこも来ていました。

お茶を配っていたいとこが、僕のところで足を止めて聞きました。

「そういえば、あの10万円、何に使ったの?」

僕はどう答えたらいいのか迷いましたが、正直に話すことにしました。

「それが、両親に預けてたんだけど、家のことに使ったって言われて…」

「えっ、そうなの?」

いとこが驚いていると、少し離れたところに座っていた母が口をはさみました。

「家のために使ったんだから、いいでしょ」

その言葉を聞いたいとこは、母のほうを向いて言いました。

「でも、あの10万円は本人に使ってほしくて渡したんです。使う前に本人には聞いたんですか?」

母はすぐには答えませんでした。

すると、話を聞いていた叔母も口を開きました。

「それは、本人に相談しないとだめよ。預かってたお金なんだから」

母は困ったように口を結び、父も湯のみを持ったまま黙っていました。

結局、その場で両親から言い返す言葉はありませんでした。

僕にとっては、いとこがはっきり言ってくれたことが何よりありがたかったです。

その翌月から、両親は少しずつ僕にお金を返すようになりました。

母は封筒を渡すときも、あまり僕と目を合わせません。

「……今月の分」

「うん、ありがとう」

以前のように気軽には話せませんが、少しずつでも返してもらえるようになり、ほっとしました。

返ってきたお金で、カーテンや食器もそろえました。

新しい部屋の棚には、今、自分名義の通帳をしまっています。これからは、自分のお金は自分できちんと管理しようと思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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