1. トップ
  2. エピソード
  3. 「えっ、これ、どうするの?」寝室でDIYをしていた僕。大きな音を聞いて駆けつけた妻が、天井を見上げて困惑した理由

「えっ、これ、どうするの?」寝室でDIYをしていた僕。大きな音を聞いて駆けつけた妻が、天井を見上げて困惑した理由

  • 2026.11.7
「えっ、これ、どうするの?」寝室でDIYをしていた僕。大きな音を聞いて駆けつけた妻が、天井を見上げて困惑した理由

寝転んでテレビを見たくて

休日の昼下がり、僕はベッドに寝転びながら、天井を眺めていました。

ここで横になったままテレビが見られたら、どんなに快適だろう。

そんなことを考えているうちに、自分でテレビを設置するための支柱を作ってみたくなりました。

僕はDIYが趣味で、普段からよく動画を参考にしています。

調べてみると、床と天井の間に木の柱を突っ張って固定する方法が見つかりました。

壁に穴を開けずに済むなら、賃貸の我が家でもできそうです。

「ちょっとホームセンターに行ってくる」

「え、何を買うの?」

「寝室にテレビを付けようと思ってさ」

台所にいた妻は、少し驚いた様子でした。

「またDIY?大丈夫なの?」

「動画でやり方も見たし、たぶん大丈夫」

僕はそう答えて家を出ました。

ホームセンターでは、角材を2本と、ネジで長さを調整して柱を突っ張るための金具を購入しました。

帰宅すると、さっそく寝室で作業開始です。

床から天井までの高さを測り、角材を調整して金具を取り付けます。まずは柱を仮に立ててみました。

「よし、ぴったりだ」

高さは問題なさそうです。僕は完成後の寝室を想像し、思わず笑みがこぼれました。

「どう?できそう?」

廊下を通りかかった妻が、寝室をのぞきました。

「うん。あとはしっかり固定して、テレビを付けるだけ」

僕は自信満々に答えました。

しっかり固定したつもりが…

まず1本目の柱を立て、金具のネジを回して固定しました。

続いて2本目も立て、少しずつネジを締めていきます。

柱が倒れてテレビが落ちたら大変です。僕はとにかく、ぐらつかないように固定することばかり考えていました。

ネジが固くなったところで柱を揺らしてみると、わずかに動くような気がしました。

「もうちょっと締めたほうがいいかな」

僕はさらに力を込めてネジを回しました。

「これで大丈夫だろう」

そうつぶやいて手を離そうとした、そのときです。

バキッ!

突然、頭の上で大きな音がしました。

驚いて見上げると、金具が当たっていた部分の天井に亀裂が入り、板がへこんでいます。

次の瞬間、柱の上端が天井の板を突き破り、支えを失った柱がぐらりと傾きました。

慌てて手を伸ばしましたが、間に合いません。柱はそのまま床に倒れてしまいました。

「うわっ、やってしまった…」

天井には穴が開いています。

「ちょっと!今の何の音?」

妻が寝室に駆け込んできました。

「大丈夫?何があったの?」

「柱を固定してたら、天井が割れちゃって…」

僕が指さすと、妻は天井を見上げて言葉を失いました。

「えっ……これ、どうするの?」

「ごめん。ネジを締めすぎたみたい」

「だからって、天井に穴が開くほど締めなくても…」

返す言葉もありませんでした。

天井の強度や、柱を固定するのに適した場所なのかを確認しないまま作業してしまったのです。

しかも、ここは賃貸住宅。自分で勝手に直して済む話でもありません。

その後、管理会社に事情を説明し、修理について相談することになりました。

「テレビ、まだ付けてなくてよかったね」

妻の言うとおりです。もしテレビまで取り付けていたら、さらに大変なことになっていたでしょう。

その夜、僕はベッドに横になり、天井に開いた穴を眺めていました。

寝転んでテレビを見るつもりだったのに、結局、天井ばかり見上げることになってしまったのでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ