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「更年期を幸運期に」するための、5つのポジティブルール|高尾医師に聞く!

  • 2026.11.6

体の大転換期である更年期は女性ホルモンに振り回されて不調を抱えながら日々過ごす時期。
つらい、不安、怖いといった感情を手放し、しなやかに過ごすには?体と心、働き方、肌の変化の3つの視点から、更年期を“幸年期”に変換する新しい生き方について各分野の専門家の方々にお話しをうかがいました。


RULE 1 まずは女性ホルモンについて知る

軽い違和感からつらい症状まで、更年期の不調は千差万別。けれど、それが病気か更年期かわからないまま、不安だけが積もることも。だからこそ、この時期は女性ホルモンの変化を知ることが大切です。「気になることを調べたり、信頼できる情報に触れてみたり。体の仕組みを理解して状況を整理すれば、必要な対処が見えてきます」(西山さん)

RULE 2 婦人科のかかりつけ医を見つける

「症状の現われ方は人によって大きく異なります。生活習慣の見直しで改善することもありますが、続く不調は婦人科で相談するのが近道です」(高尾先生)。気になることを気軽に相談できる場所があるだけで、心の負担は大きく減ります。自分の体を安心して任せられる医師とつながることが、この時期を軽やかに過ごす力に。

RULE 3 肌と体の棚卸しを始める

肌の不調や体形の変化は、ホルモンの影響による自然なもの。必要以上に落ち込むより、今の自分を見直す”棚卸しの気持ちで、未来を見据えたお手入れへとチェンジしていく時期です。「美容習慣だけでなく生活習慣も一度見直し、自分に合ったケアを見つけていくことが”美の更新期”を迎えるための大切なポイントに」(辻田さん)

RULE 4 自分の心地よさを優先する

仕事や家事、育児など、やるべきことが多いミドル世代。「つい自分を後回しにして疲れやストレスを溜めがちです。だからこそ、一日の中に”自分ファーストの時間を意識的に取り入れましょう」(高尾先生)。心地よい音楽や香りで空間を整えたり、推し活で気分を満たしたり。小さな楽しみを取り入れることで日々の負担がやわらぎ、心に余裕が戻ってきます。

RULE 5 なにごとも抱え込まず人に頼ってみる

体調がすぐれない日も、仕事や家事を抱え込んでしまいがちな私たち。お願い助けを求められず、負担だけが積み重なることも。だからこそ、この時期はひとりで背負いすぎないことが大切です。「家族や同僚に状況を伝え、必要な場面では役割を委ねる。小さなヘルプを出しながら、心身を軽やかに整えていきましょう」(西山さん)


更年期を前向きに過ごすためのマインドリセットについて、産婦人科医・高尾美穂先生、女性の健康推進プロジェクトリーダー・西山和枝さん、資生堂 みらい開発研究所研究員・辻田恭子さんの視点をもとにまとめました。

  • 高尾美穂さん 産婦人科医
    医学博士・産婦人科医・スポーツドクター・ヨガ指導者。女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長。女性のライフステージに寄り添い、前向きな選択を後押しする診療と発信を続けている。
  • 西山和枝さん 大塚製薬株式会社
    エグゼクティブ ディレクター、ニュートラシューティカルズ事業グループ女性の健康推進プロジェクトリーダー。日本女性医学学会認定、女性ヘルスケア専門薬剤師。製品のPRのほか、女性の健康課題について、男女問わず幅広い層に向けたヘルスリテラシー啓発活動を展開。
  • 辻田恭子さん 資生堂 みらい開発研究所 研究員
    女性ホルモンの変動が肌・体・心理状態に及ぼす影響を研究。更年期を含むライフステージごとの変化に着目し、研究チームを率いてウエルネス向上に向けた研究開発を推進している。

取材・文=小澤佐知子 イラスト=平松昭子
*GLOW2026年12月号より

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