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「カワイイ」が自分の名前? 天国へ行ったハムスターの愛しすぎる勘違い【著者インタビュー】

  • 2026.11.6

【漫画】本編を読む

飼い主のもとを旅立ったペットたちが渡るという虹の橋。『ひまちゃんと天国の面接』(しらほし卯乃/KADOKAWA)は、その橋のたもとで飼い主を待っている動物たちの暮らしを描いた作品だ。SNSでの大反響を受けて連載をスタートした本作は、主人公であるハムスターのひまちゃんが虹の橋のたもとにたどり着き、面接を受けるところから物語がはじまる。

動物たちのかわいらしさがあふれる本作を「カーテンコールのような物語」だと語る、著者のしらほし卯乃さんにお話を伺った。自身も小さい頃にウサギを飼い、現在はハムスターと暮らしているという動物好きなしらほしさんに、動物たちの死後を描くからこその悩みや本作に込めた想いについて深掘りする。

――本作はSNSに投稿したところ、読者からの大反響を受け、書籍化にまで至った作品だと伺いました。

しらほし卯乃さん(以下、しらほし):そうなんです。はじめは「主人公のハムスター・ひまちゃんが天国に行って面接を受ける。でも、自分の名前を“カワイイ”だと勘違いしている……」というお話を、画像1枚にまとめたマンガを投稿したところからはじまりました。すると、私がこれまで投稿してきた中で一番多くのいいねをもらったんです。その時は「こんなこと(バズ)が本当にあるんだ」と驚きました。「これはすぐ続きを描かないと」と、次の日またアップして、いいねをもらって……ということを繰り返し、ありがたいことに書籍化のお話をいただきました。

――ペットが天国に行く時に渡ると言われている“虹の橋”をテーマにした本作ですが、このテーマでマンガを描こうと思ったきっかけを教えてください。

しらほし:私は10年以上前にウサギを飼育していたのですが、そのウサギが「虹の橋で幸せに暮らしていたらいいな」と日頃から思っていたため、その気持ちを込めて描いたのがきっかけです。

――かつて飼育されていたウサギではなく、ハムスターをマンガの主人公にしたのにはどんな理由があるのでしょうか?

しらほし:当初は書籍になるほどの作品になるとは思っていませんでした。それこそ、「ハムスターを描く練習をしてみよう」くらいの気持ちだったんです。ウサギを飼っていた頃よくスケッチしていたため、ウサギのイラストは得意なのですが、「どんな動物のイラストもウサギっぽく見える」と言われたことがあって……。そこで、「ウサギ以外の動物も描けるようになりたい」と思い立ち、最初に描いたのが本作の主人公・ひまちゃんでした。

また、「自分の名前を“カワイイ”だと勘違いしている」というお話にピッタリだと感じたのがハムスターだったという理由もあります。

文・取材=原智香

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