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「すぐ返すから」母を通して5万円を借りた弟。だが、母が口にした正論で空気が一変

  • 2026.11.8
「すぐ返すから」母を通して5万円を借りた弟。だが、母が口にした正論で空気が一変

母から頼まれた5万円

3年ほど前の昼、実家の母がわが家を訪ねてきました。

居間のソファに座った母は、携帯電話をテーブルに置き、通話をスピーカーに切り替えました。

「姉ちゃん、聞こえる?ちょっとお願いがあるんだけど」

電話の相手は、離れて暮らす弟でした。

「今月だけ生活費が厳しくてさ。5万円貸してもらえないかな。すぐ返すから」

突然の頼みごとに戸惑っていると、電話が切れたあと、母が申し訳なさそうに言いました。

「私からもお願い。今回だけ助けてやってくれない?」

正直、お金の貸し借りは気が進みませんでした。

それでも、母にそこまで頼まれると断りきれず、私は財布から5万円を出して母に預けました。

ところが、それからしばらくたっても、弟から返済の連絡はありませんでした。

実家で弟と顔を合わせると、新しいスニーカーを履いていたり、買ったばかりのゲームを広げていたりします。

ある日、思い切って聞いてみました。

「そういえば、生活費はもう大丈夫なの?」

「うん、まあ何とかね」

「じゃあ、この前の5万円なんだけど…」

すると弟は、ゲームの画面を見たまま答えました。

「ああ、あれね。もうちょっと待ってよ。姉ちゃんはそんなに困ってないでしょ?」

その言い方に、思わず言葉を失いました。

私が困っていなければ、返さなくていいという話ではありません。

ですが、母に頼まれて貸したこともあり、それ以上強く言えずにいました。

新しいスニーカーを見た母の一言

そんなある日の昼、実家に帰ると、玄関で母と弟に会いました。

弟はまた新しいスニーカーを履いていました。

「これ、限定のやつなんだ。並んでやっと買えたんだよ」

そう言って、私たちに靴を見せてきました。

すると、それまで黙っていた母が口を開きました。

「ねえ、お姉ちゃんに借りた5万円はもう返したの?」

弟は一瞬黙り込みました。

「いや、まだだけど……」

「まだなの?すぐ返すって言ってたじゃない」

「返すよ。もうちょっとしたら」

母は弟の足元を見て、少しあきれた様子で言いました。

「だったら、新しい靴を買う前に、お姉ちゃんに返すのが先じゃないの?」

弟は何も答えません。

母は続けました。

「あなたがすぐ返すって言うから、私もお姉ちゃんにお願いしたんだよ。約束はちゃんと守りなさい」

弟は気まずそうに目をそらし、さっきまで見せていた足を下ろしました。

私もその場にいましたが、母がここまではっきり言ってくれるとは思っていませんでした。

次の週、私の口座に5万円が振り込まれました。

その夜、母から電話がありました。

「この前はごめんね。もう、あの子のお金のことでは間に入らないから」

私も「うん、ありがとう」と答えました。

それ以来、弟が母を通してお金を頼んでくることはなくなりました。

次に実家で会ったとき、弟は私と目が合うと気まずそうに視線を落とし、そのまま居間へ入っていきました。

貸したお金が返ってきてほっとしたのはもちろんですが、母が約束を曖昧にせず、きちんと注意してくれたことが何よりうれしかったです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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