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「上がうるさいって、管理会社に言っておいたから」子どもの足音を責める下階の男性。しかし管理会社には別の苦情も届いていた

  • 2026.11.7
「上がうるさいって、管理会社に言っておいたから」子どもの足音を責める下階の男性。しかし管理会社には別の苦情も届いていた

夜中の洗濯機と、突然の苦情

家族でマンションに暮らしていたころの話です。

うちには小さな子どもがいて、部屋の中を走るたびに、下の階へ音が響いていないかと気になっていました。

ところが、実は僕たちも騒音に悩まされていたのです。

下の部屋からは深夜に洗濯機の回る音が聞こえ、言い合うような声もほとんど毎日響いてきました。

気にはなっていましたが、直接注意する勇気はありませんでした。

下の階のベランダには大量のゴミ袋が積まれていて、住人とトラブルになるのが怖かったのです。

そんなある時期から、下の階に住む年上の男性と階段ですれ違うと、じろりとにらまれるようになりました。

そしてある夜、突然チャイムが鳴ったのです。

玄関を開けると、その男性が険しい顔で立っていました。

「上がうるさいって、管理会社に言っておいたから」

「えっ、うちですか?」

「そうだよ。夜中までドンドンうるさいんだよ。子ども、何とかしてくれない?」

「いや、夜中はもう寝てますけど…」

「でも、音がするんだよ。こっちは迷惑してるんだから」

そう言うと、男性は階段を下りていきました。

奥の部屋では、子どもが静かに眠っています。

昼間の足音なら分かりますが、寝ている時間の騒音まで疑われるとは思いませんでした。

それに、こちらも夜中の洗濯機の音には困っています。

何とも納得できない気持ちでした。

管理会社が伝えた、思いがけない苦情

週が明けると、管理会社の担当者が両方の部屋を確認しに来ました。

僕は、子どもが夜中には寝ていることと、下の部屋から洗濯機の音や話し声が聞こえてくることを説明しました。

担当者は話を聞いたあと、ほかの部屋の住人にも確認して回っていました。

その日の昼、担当者が書類を持って下の部屋を訪ねました。

僕は少し離れた階段の下にいましたが、玄関先の声が聞こえてきました。

「ああ、管理会社の人?上の部屋の件、どうなった?」

男性は、さっそく苦情の話を始めました。

「お子さんの足音については、上のお部屋にもお話を伺いました。ただ、夜中は寝ているそうですので…」

「いや、でも音はするんだよ」

「そうですね。それで、ほかのお部屋にも確認したんですが、実は夜間の洗濯機の音や話し声についても、ご相談が来ていまして」

「え?洗濯機?」

「はい。お宅から聞こえる音について、複数のお部屋からお話がありました。夜遅い時間の洗濯機の使用は、できれば控えていただきたいんです」

男性は少し黙ったあと、聞き返しました。

「そんなに聞こえてるの?」

「音が響いて困っている方がいらっしゃるので、ご協力をお願いします」

「……分かりました」

さっきまで上の階の騒音を訴えていた男性は、それ以上何も言いませんでした。

廊下の向こうでは、隣の部屋の住人がドアの陰から様子をうかがっていました。

僕も、まさかほかの部屋から同じような相談が来ていたとは知りませんでした。

それから、深夜の洗濯機の音は少なくなり、男性が苦情を言いに来ることもなくなりました。

階段ですれ違っても、以前のようににらまれることはなく、男性は目を合わせずに通り過ぎていきます。

ある日の夕食後、子どもが居間を走って僕の膝に飛び込んできました。

思わず床を気にした僕を見て、妻が笑いました。

「もう、そんなに気にしなくていいんじゃない」

「まあ、そうだね。でも走るのは気をつけないと」

もちろん、集合住宅で暮らす以上、子どもの足音にはこれからも気を配るつもりです。

ただ、あの男性に夜中の音まで疑われることがなくなり、以前よりは安心して暮らせるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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