1. トップ
  2. エピソード
  3. 「もう2500円ずつでよくない?」自分だけ追加注文した彼。レジでのやりとりをきっかけに、私が別れを決めた理由

「もう2500円ずつでよくない?」自分だけ追加注文した彼。レジでのやりとりをきっかけに、私が別れを決めた理由

  • 2026.11.6

次々に増えていく彼の皿

就職してすぐ、同い年の彼と付き合い始めました。

彼はお金にきっちりしていて、デート代はいつも割り勘。

私もそのほうが気楽だと思っていたので、特に不満はありませんでした。

ある日の夜、二人でカレー店へ夕食に行きました。

私が頼んだのはカレーとサラダで、合計1500円です。

彼も料理を注文しましたが、あっという間に食べ終えると、店員さんを呼びました。

「すみません。ナンとチキン、追加でお願いします」

「まだ食べるの?」

「うん、まだおなかすいてる。そっちも何か頼めば?」

「私はもう十分かな」

「そう?遠慮しなくていいのに」

彼は笑いながら、さらにもうひと皿追加しました。テーブルには空いた皿が次々と並んでいきます。

いつもは割り勘でも、今回はさすがに注文した量が違います。会計のときに、それぞれ頼んだ分を払うように話そうと思っていました。

会計で言われた思いがけない金額

食事を終えてレジへ向かうと、会計は全部で5000円でした。

彼は財布を取り出し、私に言いました。

「じゃあ、2500円ずつね」

「えっ、私の頼んだ分って1500円だよね?」

「うん?ああ、そうだっけ」

「今回は頼んだ分ずつにしない?追加したのは全部そっちだし」

すると彼は、少し面倒そうな顔をしました。

「えー、でもいつも割り勘じゃん」

「それはそうだけど、今日は結構違うよね」

「後ろも待ってるしさ。もう2500円ずつでよくない?」

振り返ると、ほかのお客さんが並び始めていました。私も長々と話したくはありませんでしたが、納得できないままお金を出すのも嫌でした。

そのとき、やりとりを聞いていた女性の店員さんが声をかけてくれました。

「別々のお会計もできますよ」

私は思わず店員さんのほうを見ました。

「あ、じゃあ、別々でお願いします。私はカレーとサラダだけです」

「かしこまりました。少々お待ちくださいね」

店員さんは伝票を確認すると、落ち着いた声で言いました。

「カレーとサラダで1500円ですね。残りは3500円になります」

彼は一瞬黙り、私のほうを見ました。私も何も言わずにいると、彼は小さくため息をついて財布からお金を出しました。

結局、彼は3500円、私は1500円を支払いました。

店員さんにお礼を伝え、二人で店を出ました。

帰り道に感じた違和感

店の外に出ると、彼は何事もなかったように話しかけてきました。

「いやー、食べた。次いつ会える?」

先ほどの会計については、ひと言もありません。

私はその横顔を見ながら、何とも言えない気持ちになりました。

別に、彼がたくさん食べたことが嫌だったわけではありません。ただ、自分が追加した分まで私に負担させようとしたことや、話し合おうとしても急かされたことが引っかかっていました。

帰り道、この人とは続けられないかもしれないと思いました。

それから間もなく、私は電話で別れを告げました。

「え、なんで?割り勘でずっとうまくいってたじゃん」

「割り勘が嫌なわけじゃないよ。でも、あの日みたいなのはちょっと…」

「あの日って、カレーの?」

「うん。私が嫌だって言っても、聞いてくれなかったでしょ。そういうところが合わないと思った」

電話の向こうで、彼はしばらく黙っていました。

金額にすれば1000円の違いです。でも、私にとっては、それだけの問題ではありませんでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ