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「この時計、いいだろ?」3万円を返さず腕時計を自慢する叔父。親戚の前でいとこが切り出した話に、叔父は沈黙

  • 2026.11.5

3万円を貸してから、3年以上

以前、親戚の集まりで叔父にお金を貸したことがあります。

遠くから来ていた叔父に「財布の中身が足りなくなった」と頼まれ、その場で3万円を渡しました。

「悪いな。すぐ返すから」

叔父はそう言っていましたが、3年以上たっても返してもらえていません。

その間も親戚の集まりで顔を合わせることはありました。

ところが叔父は、お金の話には一切触れず、新しく買ったゴルフ道具や腕時計の話ばかりするのです。

一度、母に相談したこともあります。

「叔父さん、まだ3万円返してくれないんだけど…」

すると母は、困ったようにため息をつきました。

「あの人、そういうところがあるからね…」

私も返してほしいとは思っていましたが、親戚同士だけに、なかなか催促できませんでした。

それでも、買い物の自慢話を聞くたびに「その前に返してほしいのに」と、もやもやしていました。

腕時計を自慢する叔父に、いとこが一言

そんなある日、実家の和室で親戚が集まっていたときのことです。

みんなで座卓を囲んでお茶を飲んでいると、叔父が袖をまくり、新しい腕時計を見せ始めました。

「この時計、いいだろ?」

周りの反応が薄くても、叔父は気にせず話し続けます。

「やっぱり、ちゃんとした物は違うんだよ」

そして、私のほうに腕時計を向けて言いました。

「お前も、こういうのを買えるくらい稼がないとな」

思わず言い返しそうになりましたが、私は黙っていました。

すると、同じ座卓にいたいとこが口を開いたのです。

「ねえ、おじさん。私に借りたお金、まだ返してもらってないんだけど」

叔父は驚いたように、いとこの顔を見ました。

その様子を見て、私も思い切って言いました。

「私が貸した3万円も、まだ返してもらってないよ」

すると、近くに座っていた別の親戚も口を開きました。

「実は、うちもまだなんだよね…」

それまで腕時計を見せていた叔父は、急に黙り込んでしまいました。

「いや、その…」

何か言いかけましたが、言葉が続きません。叔父はゆっくり腕を下ろし、袖で時計を隠しました。

そこで母が、叔父に向かって言いました。

「借りたお金は、ちゃんと返さないと。みんなに返すって、ここで約束して」

叔父は少しうつむいてから、小さな声で答えました。

「……分かった。返すよ」

次の親戚の集まりを迎える前に、私の口座には3万円が振り込まれていました。

それ以来、叔父は親戚の前で以前のような自慢話をしなくなりました。

集まりでも、腕時計を見せびらかすことはありません。袖を下ろしたまま、静かにお茶を飲んでいます。

ずっと自分からは言えなかったことを、あの日、いとこが口にしてくれたおかげで、ようやく伝えられました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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