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「生活費が足りない。キャッシュカード貸して」母に渡したカード。だが、減り続ける私の貯金を知った父の反応

  • 2026.11.5

母に渡したキャッシュカード

去年の初夏の昼、実家の台所で母から突然声をかけられました。

「生活費が足りない。キャッシュカード貸して」

母が求めていたのは、私が少しずつためてきた貯金口座のカードでした。

「生活費って、何に使うの?」

「他の子の進学もあるし、いろいろかかるのよ。早くして」

進学のためなら協力したい気持ちもあり、私はカードを渡しました。

母はそのままポケットにしまいました。

それから毎月6万円ずつ、私の口座からお金が引き出されるようになったのです。

一度カードを渡したとはいえ、毎月これだけの額が引き出されるとは思っていませんでした。

ある日の夕方、台所にいた母に聞いてみました。

「ねえ、毎月6万円引き出してるよね。何に使ってるの?」

「きょうだいの部活の遠征費よ。いちいち聞かないで」

「でも、お父さんもお母さんも働いてるし、家計からは出せないの?」

「家族のことなんだから、少しは協力してよ」

母はそう言って、話を終わらせてしまいました。

気になったのは、家族のメッセージグループに、母が毎週のように遊びに出かける連絡を入れていたことです。

通帳を確認すると、引き出された日と母が出かけた日が重なっていることもありました。

もちろん、それだけで遊びに使ったとは言えません。

それでも、何に使っているのかはっきりしないまま、毎月貯金が減っていくことに納得できませんでした。

父の前で確かめたお金の使い道

ある夜、父と母がそろって居間にいたとき、私は通帳とスマートフォンをテーブルに置きました。

「お父さんにも見てほしいものがあるの」

父は不思議そうな顔で通帳を手に取りました。

「お母さんにカードを貸してから、毎月6万円ずつ引き出されてるの」

「毎月6万円も引き出していたのか」

父は通帳を見つめ、驚いた様子でした。

私は母から生活費やきょうだいの遠征費に使っていると説明されたことを話しました。

「でも、何に使ったのか聞いても、ちゃんと教えてくれなくて。遊びに行った日と引き出した日が同じこともあるんだよね」

スマートフォンの画面も見せると、父は母のほうを向きました。

「遠征費は家計から払っているよ。娘の貯金を使う必要はないだろう」

母は少し困ったような顔をしました。

「でも、生活費だっていろいろかかるし…」

「それなら、まず家計の中で考える話だろう。毎月娘の貯金から出すのは違うよ」

父は声を荒らげることなく、母にそう伝えました。

「引き出したお金は、ちゃんと返さないと。それと、カードも返してあげて」

母はしばらく黙っていましたが、やがて財布から私のキャッシュカードを取り出し、テーブルに置きました。

「引き出された分は、少しずつでも口座に戻していこう」

父の言葉を聞き、私はカードを自分の財布にしまいました。

お金の問題がその場ですべて解決したわけではありません。それでも、父に事情を知ってもらい、カードが手元に戻ったことで、ようやく少し安心できました。

家族だからこそ、お金のことを曖昧にしてはいけない。今回の出来事で、そう強く感じました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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