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「思い込み」による事故を防ぐ!製造現場の感度のズレをすり合わせるゲーム研修教材「ビビビの微差カード」

  • 2026.11.5

製造現場で脚光を浴びるノンテクニカルスキル教育を手掛けるカレイドソリューションズが、製造現場で問題に気づく力(状況認識力)を高めるためのゲーム研修教材「ビビビの微差カード」を開発。10月30日(金)より提供を開始した。

ヒヤリハットの原因の多くは「思い込み」

工場での事故やヒヤリハットは、原因を調べると「思い込み」に行き着くことが少なくないという。カレイドソリューションズが工場の教育を支援する中でも、そうした話を聞いてきたそう。「慣れてしまって異変に気づかなかった」「気づいてはいたが、問題だと思わなかったので報告しなかった」というケースは、その一例だ。

人間には、日常の小さな変化にいちいち動揺しないよう、ある程度までを「正常」とみなす心の働き(正常性バイアス)がある。この心の働きが「思い込み」の背景にあり、いつもと違う小さな変化に気づかない、気づいても問題だと思わない、という見過ごしを生んでいる。

ただ、どこまでを正常とみなすかは人によって違っており、一緒に働くメンバー間で、気づく点や問題だと感じる度合いがズレたままだと、感度の高い人が気づいた問題を、低い人が見過ごしてしまう。

これは特定の工場に限った話ではなく、すべての製造現場に共通する課題だ。そして「気をつけよう」と呼びかけるだけでは、この感度のズレは埋まないという。

カレイドソリューションズは、メンバー同士が同じ場面を見て、何に気づくか、どの程度問題だと思うかを確かめ合い、感度のズレをすり合わせる場が必要だと考え、ゲーム研修教材「ビビビの微差カード」を開発した。

人間が現場の問題に対処する4つのステップ

人間が現場の問題に対処するまでには、(1)「微妙な差(微差)に気づく:知覚」→(2)「問題かもしれないと感じる:認知」→(3)「報告・対処しようと決める:判断」→(4)「報告・対処する:行動」というステップがある。

同社は、何に気づくか、それを問題だと捉えるかが、人によって違うことから、感度のズレが生まれるのは(1)・(2)の段階だと考えているという。(1)・(2)ができなければ、(3)・(4)には進めない。この(1)・(2)にあたる力が、一般に「状況認識力」と呼ばれるものだ。

ただ、自分ひとりでは、自分が何を見落としているのか、感度が高いのか低いのかが分からないもの。他の人と同じ場面を見比べて初めて、気づきの違いやズレとして見えてくる。状況認識力を高めるには、グループワークで他の人と見比べる機会が有効だ。

「ビビビの微差カード」は、微差カードを見て問題点に気づき、どの程度問題だと思うかを評点付けし、他のメンバーとの共有を通して気づきの違いや感度のズレをすり合わせることで、状況認識力を鍛えるゲーム型の教材。参加者は、自分と他のメンバーの感度の違いを体験しながら、微差に気づく力(知覚)と、それを問題だと捉える力(認知)を高めることができる。

「ビビビの微差カード」の4つの特徴

同教材の4つの特徴を紹介しよう。

1つ目は、他のメンバーの気づきから、自分の見落としに気づける点(知覚)。

同じ微差カードを見ても、気づく点は人によって異なる。他のメンバーが挙げた問題点と自分の気づきを見比べることで、自分が見落としていた点や、目の付け所の違いに気づくことができる。

2つ目は、問題だと思う度合いの違いから、自分の感度が分かる点(認知)。

同じ問題点でも、どの程度問題だと思うかは人によって違う。評点を共有すると、その違いが見えるため、自分の感度が高いのか低いのか、その理由を話し合うことができる。

3つ目は、最短1時間から実施できる点。

長時間ラインを離れにくい工場現場でも実施しやすいよう、短時間で行える設計。ゲームの回数を調整できるため、確保できる時間に合わせて実施できる。

4つ目は、目的や時間・人数に応じて、ルールを選べる点。

ゲームのルールが複数用意されているので、目的や時間・人数に応じて選択可能。現場のメンバー同士で問題の感じ方をすり合わせる第一歩として活用しよう。

なお、同教材のベースとなったゲームは、今春、とある企業の協力のもとに開発。現在3工場、計3,000人へ展開中で、非常に高い評価を得ているという。

正解よりも共有を重視

カレイドソリューションズでは、同教材で正解を当てることよりも、捉え方の違いと、その背景にある考え方を言葉にすることが重要だと考え、共有の場面を重視しているとのこと。

状況認識力をゲームで鍛える、ゲーム研修教材「ビビビの微差カード』をチェックしてみては。

「ビビビの微差カード」詳細:https://www.kaleidosolutions.com/service/game/bibibi カレイドソリューションズ:https://www.kaleidosolutions.com

(佐藤ゆり)

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