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「お宅、いつも回覧板ためてるわよね」うちのせいにした隣の家の人に、班長さんが記入日を見て告げた事実

  • 2026.11.5

玄関の前で向けられた嫌味な笑顔

一戸建ての実家では、町内会の回覧板が隣の家から我が家へ回ってきます。

母は受け取った日と次へ回した日をきちんと記入し、いつもその日のうちに渡していました。

ただ、以前から少し気になっていたことがありました。

隣の家の欄には受け取った日だけが書かれていて、その日付から何日も経ってから我が家に回ってくることがあったのです。

ある日の昼、私が玄関先で植木に水をやっていると、隣の家の人が回覧板を持ってきました。

向かいの家の前では、近所の人たちが立ち話をしています。

「はい、回覧板。最近、回るのが遅いって話が出てるのよ」

「そうなんですか。うちは届いた日に回してますけど……」

「そう? うちは受け取った日にちゃんと日付を書いてるのよ」

隣の人はそう言うと、向かいにいる人たちのほうをちらりと見ました。

そして、少し声を大きくしたのです。

「お宅、いつも回覧板ためてるわよね」

近所の人たちがこちらを振り向きました。

「いえ、そんなことは……」

言い返そうとしましたが、隣の人は「じゃあ、よろしくね」と言って家へ戻ってしまいました。

周りの視線が気になり、私は回覧板を抱えたまま、しばらくその場に立っていました。

班長さんが確認した日付

別の日の昼、買い物から帰ると、家の前で隣の人が近所の人たちと話していました。

そこへ、回覧板を手にした班長さんがやってきました。

回覧板が戻ってくるまでに時間がかかっていたため、回り方を確認していたようです。

すると、隣の人が私を見て言いました。

「班長さん、あそこのお宅、いつも回覧板をためてるみたいですよ」

また同じことを言われ、私は思わず口を開きました。

「うちは毎回、その日のうちに回していますよ」

すると班長さんが、手元の回覧板を開きました。

「ちょっと日付を確認してみましょうか」

班長さんは隣の家と我が家の欄を見比べました。

「あれ、こちらのお宅は受け取った日と回した日が同じですね」

「はい。母がいつも書いています」

「そうですね。ただ、お隣が受け取った日から、こちらに届くまで何日か空いていますね」

その言葉に、隣の人が少し慌てた様子で答えました。

「でも、私は届いた日に書いてますよ」

「ええ、受け取った日は書いてあります。ただ、回した日は空欄なんです」

班長さんは、隣の家の欄を指しました。

「こちらのお宅は受け取った日に回していますよ。少なくとも、ここで何日も止まっていたわけではないですね」

近所の人たちも回覧板をのぞき込みました。

「あら、そうだったの」

「私も勘違いしてたわ」

隣の人は回覧板に目を落としたまま、何も言いません。

班長さんは責めるような口調ではなく、静かに続けました。

「次からは、回した日も書いてくださいね。それなら、どこで時間がかかったか分かりますから」

「……分かりました」

隣の人は小さく返事をして、そのまま家へ戻っていきました。

それからは回覧板が決まった日数のうちに回るようになり、隣の人が我が家のせいにすることもなくなりました。

後日、向かいの家の人と顔を合わせたときには、こんな言葉をかけてもらいました。

「いつも早く回してくれて、助かるわ」

たった一言でしたが、それまでの誤解が解けたのだと思うと、ほっとしました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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