1. トップ
  2. エピソード
  3. 「月末に3万、翌月に3万返すから」治療費として6万円を貸した友人。カフェで別の友人が話し始めた内容に唖然

「月末に3万、翌月に3万返すから」治療費として6万円を貸した友人。カフェで別の友人が話し始めた内容に唖然

  • 2026.11.5

治療費が足りないという友人からの電話

2年前の夜、自宅の居間でくつろいでいると、昔からの友人から電話がかかってきました。

「急で悪いんだけど、お金を貸してほしいの」

突然のお願いに驚き、私は理由を尋ねました。

「病院の治療費が高くて払えないのよ。あとで戻ってくるお金があるから、それまで12万円貸してもらえないかな」

12万円という金額を聞いて、私は戸惑いました。昔からの友人とはいえ、簡単に貸せる金額ではありません。

「ごめん。そんな大金、すぐには用意できないよ」

そう答えて電話を切りましたが、治療費に困っているという話が気になり、ひと晩考えました。

翌日、半分の6万円なら貸せると伝えると、友人はほっとしたような声で言いました。

「ありがとう。月末に3万、翌月に3万返すから」

返済時期も約束してくれたので、私は6万円を振り込みました。

ところが、月末になっても入金はありません。翌月になっても、返済されることはありませんでした。

心配になって連絡すると、友人は決まってこう答えます。

「ごめん、もう少し待ってほしいの」

最初は事情があるのだろうと思っていました。しかし、何度確認しても返済されず、次第に不安になってきました。

あるとき、もう一度返済について尋ねると、友人は面倒そうな口調で言いました。

「治療費だって言ったでしょ。そんなに急かさないでよ」

「でも、返すって約束だったよね…」

そう返すのが精いっぱいでした。困っている友人を責めたいわけではありません。ただ、約束は守ってほしかったのです。

友人たちとの集まりで分かったこと

それからしばらくして、昔からの友人たちとカフェで集まることになりました。

お金を貸した友人も来ていて、私と目が合っても、特に気まずそうな様子はありません。

それどころか、新しく買ったというバッグを、みんなに楽しそうに見せていました。

もちろん、何にお金を使うかは本人の自由です。

それでも、6万円が返ってきていない私には、少し複雑な光景でした。

すると、向かいに座っていた友人が、バッグを見ながら少しためらうように口を開きました。

「ねえ、ちょっと聞いてもいい?前に治療費が足りないって、お金を貸したよね」

その言葉を聞いて、私は思わず顔を上げました。

すると、隣にいた別の友人も驚いた様子で言いました。

「えっ、私も貸したよ。治療費が必要だって言われて…」

私は二人の顔を見比べました。

「待って。私も6万円貸してるんだけど」

その場が静かになりました。お金を借りた友人は、コーヒーカップに手を添えたまま、黙っています。

私は友人のほうを向いて尋ねました。

「同じ話、ほかの人にもしてたんだね」

友人は目を伏せたまま、何も答えません。

「月末に3万、翌月に3万返すって、私には約束したよね。まだ返してもらってないよ」

責めるつもりで言ったわけではありません。ただ、曖昧にしたまま終わらせたくありませんでした。

友人は何か言いかけましたが、結局、黙り込んでしまいました。

そこで、向かいの友人が落ち着いた声で言いました。

「一度に返せないなら、少しずつでもいいから。みんなにちゃんと返して。約束してくれる?」

しばらく沈黙が続いたあと、お金を借りた友人は小さくうなずきました。

その翌月から、私の口座には友人から少しずつ振り込みが届くようになりました。

友人の治療費が実際にどうなっていたのか、詳しい事情は分かりません。ただ、私だけでなく、ほかの友人にも同じ理由でお金を借りていたことには驚きました。

返済が始まったことには安心しましたが、昔からの友人を以前と同じ気持ちで信じるのは、難しくなってしまいました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ