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「回覧板は手渡しに決まってるでしょ」朝6時半にチャイムを鳴らす近所の女性。だが、総会で私が相談した結果

  • 2026.11.6
「回覧板は手渡しに決まってるでしょ」朝6時半にチャイムを鳴らす近所の女性。だが、総会で私が相談した結果

朝6時半に鳴ったチャイム

2年前、私はアパートから中古の一戸建てに引っ越しました。

この地区の自治会では、回覧板は次の家へ直接手渡す決まりになっていました。

ただ、私は朝早くに家を出て、仕事のあとは剣道の稽古に通っています。

帰宅するのは毎晩遅く、昼間はほとんど家にいません。

そのため、回覧板を受け取れず、私の家だけ順番を飛ばされることも何度かありました。

そんなある日の朝6時半、突然インターホンが鳴りました。

まだ顔も洗っていなかった私は、寝ぐせを押さえながら玄関を開けました。

立っていたのは、少し先の家に住む年配の女性です。手には回覧板を持っていました。

「ああ、やっと会えた。何度来てもお留守だったから」

「すみません。仕事で昼間はほとんどいなくて…」

何度も来てもらうのは申し訳ないと思い、私はお願いしてみました。

「あの、ポストに入れておいてもらうことはできませんか?」

すると女性は、少し驚いたような顔をしました。

「回覧板は手渡しに決まってるでしょ」

「そうなんですね。でも、朝6時半だと、まだ支度もできていなくて…」

「昼間はいないんでしょう?じゃあ、いつ渡せばいいのよ」

「それは、そうなんですけど…」

「私だって何度も来るのは大変なのよ。決まりは守ってもらわないと」

そう言って女性は回覧板を私に渡し、帰っていきました。

何度も足を運んでもらっていることには申し訳なさを感じます。

でも、朝早くに突然チャイムを鳴らされるのも困ります。

お互いに負担がかかっているのなら、別の方法でもいいのではないかと思いました。

自治会の総会で挙がった意見

その後、夜の集会所で自治会の総会が開かれました。

最後に会長が意見を求めたとき、私は思い切って手を挙げました。

「あの、回覧板なんですが、ポストに入れてもらう形にはできないでしょうか」

すると、前の列に座っていたあの女性が振り返りました。

「でも、今まではずっと手渡しだったでしょう?顔を合わせるのも大事なことだと思うけど」

「それは分かるんですが、仕事でなかなか家にいられなくて…」

私がそう答えると、女性は少し不満そうな表情を浮かべました。

そのとき、会長が口を開きました。

「ポストに入れてもらえれば、十分ですよ」

女性が会長のほうを見ると、会長は続けました。

「共働きの家も増えていますし、朝早くにチャイムを鳴らされて困っている方もいるんです。手渡しにこだわらなくてもいいんじゃないでしょうか」

そして、会場に向かって問いかけました。

「今年から、ポストへの投函も認める形にしたいと思いますが、皆さんどうでしょう?」

すると、あちこちから賛成の声が上がりました。

「うちも、そのほうが助かります」

「なかなか時間が合わないこともありますからね」

会長が出席者の意向を確認し、回覧板はポストへの投函でもよいことになりました。

あの女性は何か言いかけましたが、周囲の賛成する声を聞くと、それ以上は何も言いませんでした。

私も直接手渡すこと自体が悪いとは思っていません。ただ、それぞれの生活に合った方法を選べるようになったことに、ほっとしました。

次の回覧板から、私の家にもポストに入れてもらえるようになりました。

それ以来、回覧板のために朝早くインターホンが鳴ることはありません。

今では休みの日の朝も、気兼ねなくゆっくり眠れています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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