1. トップ
  2. エンタメ
  3. 米津玄師「Lemon」MV10億回再生突破 日本語楽曲では初 石原さとみ&『アンナチュラル』チームから祝福コメント到着

米津玄師「Lemon」MV10億回再生突破 日本語楽曲では初 石原さとみ&『アンナチュラル』チームから祝福コメント到着

  • 2026.11.4
米津玄師「Lemon」LIVE(パリ公演) Photo by Jiro Konami width=
米津玄師「Lemon」LIVE(パリ公演) Photo by Jiro Konami

米津玄師「Lemon」のMVが、11月3日23時08分にYouTube再生回数10億回を突破。日本語の歌詞で歌われた楽曲のMVとして、10億回再生に到達したのは史上初となる。ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の主題歌として書き下ろされた同曲の快挙を受け、主演・石原さとみ、脚本・野木亜紀子、演出・塚原あゆ子、そして米津のコメントが到着した。

【写真】米津玄師「Lemon」ライブ写真

「Lemon」は、大切な人を失った悲しみと喪失を痛切に歌った楽曲。オリジナルドラマの世界観と深く響き合い、制作中には米津自身の祖父の他界がこの曲に大きな影響を与えた。ミュージックビデオの監督は山田智和氏。

2018年2月27日のリリース以来、年間チャート2年連続首位をはじめ幾多の「史上初」を刻み続けてきた「Lemon」が、公開から8年249日、ふたたび前人未到の地点に到達。YouTubeにおいてMV再生回数10億回を超える楽曲は、その大多数が英語圏のアーティストによるものであり、日本語楽曲がこの領域に到達した前例はなかった。リリースから年月が経ってなお再生数を伸ばし続けているのは、この楽曲が国境も世代も越え、世界中の人々の心に深く根づいていることの証といえる。

リリース直後から支持は爆発的に広がった。日本レコード協会「史上最速」の300万ダウンロード認定、CD・デジタル合算のトータルセールスは350万を突破。2018年の年間ランキング主要チャートを総なめにし、年末の『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)では、出身地・徳島の大塚国際美術館システィーナ・ホールからの生中継による初のテレビ歌唱が大きな反響を呼んだ。

その勢いは翌年も衰えることなく、Billboard JAPAN年間ランキングでは日米史上初の2年連続首位を獲得、オリコン週間カラオケランキングでは歴代1位となる85週連続首位を記録した。

今回の快挙を受け、米津に加え、『アンナチュラル』主演の石原さとみ、脚本の野木亜紀子、演出の塚原あゆ子よりコメントが到着。

石原は「『アンナチュラル』の打ち上げで、夜も更けた頃、皆の熱烈なお願いに応えて駆けつけてくださった米津さん。更に、調律も合っていない、その場にあった古いギターで『Lemon』を歌ってくださったあの時間は、一生忘れられません。作品を撮り終えた達成感、最高の打ち上げ、そして偶然にも私の誕生日が重なった、人生の転機ともいえる一日でした」と述懐。

そして「あれから8年。『Lemon』を聴く度に、あの頃の高揚感や多幸感が蘇ります。10億回という数字の向こう側にも、きっと一人ひとりの大切な思い出や感情があるのだと思います。米津さん、本当におめでとうございます!」と言葉に力を込めた。

野木は「『Lemon』という曲には、聴いた人一人ひとりの極めて個人的な、特別な記憶を呼び覚ます力があるように感じます。私にとっての『Lemon』はまさにそういう曲で、ふとした瞬間に耳に入ると、途端に何かを呼び覚まされる感覚に陥ります。思い出したくないけれど、失くしたくもなく、心の奥で密やかに抱えていたい、小さな光です」と評し、「米津さん、お忙しいでしょうが、お体に気を付けて。これからのお仕事も、きらめきを食べ尽くすべく楽しみにしています」と呼びかけた。

塚原は「『アンナチュラル』という世界に、『Lemon』がくださったインスピレーションは、主題歌の域をこえて、私の五感を揺さぶり、映像になっていきました。今でも、曲を聴くとミコトや東海林や中堂達がワイワイ話し出します。きっと、米津さんには、そういう超能力があるに違いない。重ねて。本当に本当におめでとう御座います!」とコメント。

米津は「『Lemon』がこれほどまで広く大きい曲になった理由がいまだにピンときていません。発表してまもないころ、とんでもない勢いで評判だけが広まっていく様を前にして、あっこの曲がわたしの代表曲になるんですか?とあっけにとられていたのをよく憶えています」と心境を明かす。

続けて「わたしは当時から一貫して『Lemon』に多大な感謝を抱いております。野趣あふれすぎる田舎の野良犬であったわたしに大いなる戸惑いを与え、見も知らぬ景色を見せ、辟易するほどおもろい人生へと導いてくれました」と語っている。

さらに、11月4日20時より、2025年に東京ドームにて開催された「米津玄師 2025 TOUR / JUNK」での「Lemon」ライブ映像が、米津玄師公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開されることも発表された。

米津のMVは「Lemon」のほかにも、YouTube上で1億回再生を突破した作品が19タイトル(「Lemon」、「アイネクライネ」、「LOSER」、「ピースサイン」、「灰色と青(+菅田将暉)」、「orion」、「Flamingo」、「感電」、「打上花火」、「パプリカ」、「春雷」、「馬と鹿」、「海の幽霊」、「KICK BACK」、「さよーならまたいつか!」、「IRIS OUT」、「JANE DOE」、「パプリカ」/Foorin、 「まちがいさがし」/菅田将暉)にのぼり、日本人アーティスト最多記録を更新し続けている。

さらに、米津の公式YouTubeチャンネル登録者数も876万人を突破。10億回という新たな到達点とともに、その歩みはなおも続いている。

※石原さとみ、野木亜紀子、塚原あゆ子、米津玄師のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■石原さとみ(『アンナチュラル』主演)

米津玄師さん

「Lemon」10億回再生、本当におめでとうございます!

『アンナチュラル』の打ち上げで、夜も更けた頃、皆の熱烈なお願いに応えて駆けつけてくださった米津さん。更に、調律も合っていない、その場にあった古いギターで「Lemon」を歌ってくださったあの時間は、一生忘れられません。作品を撮り終えた達成感、最高の打ち上げ、そして偶然にも私の誕生日が重なった、人生の転機ともいえる一日でした。

あれから8年。「Lemon」を聴く度に、あの頃の高揚感や多幸感が蘇ります。10億回という数字の向こう側にも、きっと一人ひとりの大切な思い出や感情があるのだと思います。

米津さん、本当におめでとうございます! またいつかお会いできたら嬉しいです。

■野木亜紀子(『アンナチュラル』脚本)

日本で10億再生が出ることなんてあるんですね。とんでもなくすごいです。『アンナチュラル』の主題歌として作ってくださった「Lemon」が、みんなの「Lemon」になり、今や世界の「Lemon」になったということだと思います。

それでいてこの「Lemon」という曲には、聴いた人ひとりひとりの極めて個人的な、特別な記憶を呼び覚ます力があるように感じます。私にとっての「Lemon」はまさにそういう曲で、ふとした瞬間に耳に入ると、途端に何かを呼び覚まされる感覚に陥ります。思い出したくないけれど、失くしたくもなく、心の奥で密やかに抱えていたい、小さな光です。

米津さん、お忙しいでしょうが、お体に気を付けて。これからのお仕事も、きらめきを食べ尽くすべく楽しみにしています。10億再生、おめでとう! やったね!

■塚原あゆ子(『アンナチュラル』演出)

米津玄師さま

「Lemon」10億回再生、おめでとうございます。何と凄い記録でしょう。米津さんの情熱と努力がたくさんの人に届いた、何よりの証ですね。

『アンナチュラル』という世界に、「Lemon」がくださったインスピレーションは、主題歌の域をこえて、私の五感を揺さぶり、映像になっていきました。今でも、曲を聴くとミコトや東海林や中堂達がワイワイ話し出します。きっと、米津さんには、そういう超能力があるに違いない。

重ねて。本当に本当におめでとう御座います! また、お仕事ご一緒出来ますよう、心より。

■米津玄師

正味なところ、「Lemon」がこれほどまで広く大きい曲になった理由がいまだにピンときていません。むろん下らない曲を作ったつもりは毛頭ありませんし、加えて、この曲がアンナチュラルという掛け値なしに偉大なドラマの主題歌であり、ドラマ制作陣が愛ある形で丁寧に扱ってくれたからこそ成立した現象だと理解はしているのですが、「Lemon」を発表してまもないころ、とんでもない勢いで評判だけが広まっていく様を前にして、あっこの曲がわたしの代表曲になるんですか? とあっけにとられていたのをよく憶えています。みんなでキャンプファイヤーでもしよう、くらいの気持ちで端材に火をつけたら、みるみるうちに延焼していき、けっか山火事にまで発展してしまった。右手にはチャッカマン、左手にはバケツ一杯の水。当事者であるわたしが見た景色とはだいたいそんな感じでした。

子供のころ、偉大なミュージシャンが自らの代表曲にそっけない態度をとる姿をよく見てきました。この曲の何がよいのかわからない、気に入ってないからライブではやりたくない、なんて具合にいじけた態度を見せるたび、わたしは内心で「誰がどう聴いてもよい曲だろう、カマトトぶってんじゃねえぞ」と悪態をついていましたが、手前の身に降りかかってみてようやくその態度に得心がいきました。つまり、こういうたぐいの曲は、作者の狙いや心情などを激烈なスピードで置いてけぼりにして、あっちゅうまにほとんどパブリックドメイン化してしまうのでした。そらいじけもするわな、という同情の念を抱ける程度には、わたしは「Lemon」をきっかけにして彼彼女ら偉大なミュージシャンが集う食卓の端席に座れるようになったのだと思います。

期せずしてなにか恨み節のような文になってしまいましたが、わたしは当時から一貫して「Lemon」に多大な感謝を抱いております。野趣あふれすぎる田舎の野良犬であったわたしに大いなる戸惑いを与え、見も知らぬ景色を見せ、辟易するほどおもろい人生へと導いてくれました。今後わたしがショボくれたジジイになり、四回りくらい歳の離れた若造の前で「Lemon」を弾き語り、「そんな辛気臭い曲やめてや」とか「誰も憶えとらんで」とか粗雑に扱われる将来を幻視する夜もありますが、まあそれはそれで。

米津玄師「Lemon」ミュージックビデオ

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ