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高石あかりの芝居に山田孝之も圧倒「怖かった」<『THE OPEN CALL』3次審査レポート>

  • 2026.11.4
『THE OPEN CALL ‐MAIN PARTNER 山田孝之‐』三次審査の様子 (C)NTT DOCOMO, INC. width=
『THE OPEN CALL ‐MAIN PARTNER 山田孝之‐』三次審査の様子 (C)NTT DOCOMO, INC.

山田孝之がメインパートナーを手掛け、約1万4000人の応募者から、オリジナル映画の主要キャストを決める俳優オーディション番組『THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之-』。2次審査を突破した32名の候補者たちが、千葉県某所で行われた3次審査に挑んだ。芝居の基礎を学ぶワークショップから、ゲストパートナー・高石あかり(「高」は「はしごだか」)との実践的なセッションまで、候補者たちが“俳優”と向き合った3次審査2日目の模様をレポートする。

【写真】山田孝之を圧倒 圧巻の芝居を披露する高石あかり

■“上手い役者”ではなく“良い役者”へ 五感と反応から芝居の基礎を学ぶ

初日、候補者たちは全員が初対面の状態から自由にペアを組み、16組に分かれた。そこで初めて脚本を渡され、3時間かけてコミュニケーションを取りながら役や関係性を作り、2人芝居を披露した。

そして迎えた2日目。「おはようございます!」と元気よく姿を見せたメインパートナー・山田孝之とともに、芝居の根本を学ぶワークショップからスタート。講師を務めたのは、25年にわたり俳優と関わってきた千葉大樹氏。候補者たちに交じって山田も授業に参加するなか、千葉氏は「上手い役者ではなく、良い役者になれ」と語りかける。

授業では、芝居における「反応」や「五感」の重要性を解説。存在しないものを、あたかもそこにあるように表現する「五感の記憶」を学ぶため、実践的なワークショップも行われた。床にあるペットボトルや熱い缶を拾う、生のリンゴをかじる、立ち食いそばを食べる、大きなスコップで穴を掘る、キャベツを千切りにする――もちろん実物はない。「どの指を使うのか」「器はどれくらい重いのか」「リンゴをかじった瞬間、何を感じるのか」と、普段何気なく行っている動作を細部まで思い出していく。

山田も候補者と一緒になって挑戦。さらに砂浜や膝まで水につかった場所、木々が生い茂るジャングルなど、さまざまな状況を想定して歩くワークショップも行われた。

そして午後、いよいよ芝居の実践へ。ここでゲストパートナーの高石あかりが登場した。

実技を前に、山田が自身の芝居への向き合い方を語る場面も。台本に描かれているのは“その人物の人生のほんの一部”だからこそ、演じる人物の「過去を作っていく」ことを大切にしているという。一方、俳優を始めた当初は「とにかくセリフを覚えて、感情を乗せる」ことを意識していたものの、それはあくまで“自分の感情”だったと回顧。さまざまな作品で試行錯誤を続ける一方、芝居が仕事としてルーティン化し、「タイムカードを押している感覚」になった時期もあったと振り返った。

■相手によって変わる芝居 高石あかりの演技に圧倒 「怖かった」

続いて、候補者との共演を熱望していたという高石が、実際に候補者たちと芝居をすることに。くじで選ばれた4人と、初日に配られたものと同じ台本を使ってセッションを行った。

この台本で描かれたのは、親戚の結婚式の二次会で久しぶりに顔を合わせた長子と末っ子の会話。高石は相手に応じて姉、あるいは妹を演じる。

ある候補者との芝居では、高石が目線だけで姉に迫るような緊張感のある姉妹像を見せたかと思えば、別の候補者とは打って変わって仲の良い兄妹像を作り上げるなど、相手によって異なる関係性を見せていく。相手の言葉や反応を受けながら芝居を変化させることで、台本に書かれていない姉妹の背景まで想像させるような空気を作り出した高石の芝居を、千葉氏は「高石さんは(芝居のなかで)関係性を作り出している」と評した。

4人との芝居を終えた高石は「めちゃくちゃ難しいですね!」と率直な感想を口にし、「相手の目や空気感で物語の雰囲気がガラッと変わり、その瞬間が楽しいと思った」と同じ台本でも同じ芝居にはならない面白さを語る。さらに「目の前の人がいい表情をしていたら“よっしゃー!”って。2人で作った気持ちになれる」と、自身の出来以上に相手との“良いキャッチボール”に手応えを感じることを明かした。

そして最後には、候補者たちが見守るなか、山田と高石によるセッションが実現。芝居を終えた山田の第一声は「俺、どんな気持ちでやってたんだろう?」。兄として“ある事実”を知りながらも、妹との関係が崩れることへの恐怖でそれを伝えられていないという役の内面を説明。高石から強く問いかけられるうちに感情が動き、最後には「ちゃんと話そう」という気持ちになったという。さらに、高石との芝居を「怖かった」と振り返り、「聞き出す意思が強すぎて」と、その気迫に圧倒された様子を見せた。

相手を見て、感じ、反応する。その瞬間に関係性が生まれ、同じ台本からまったく異なる物語が立ち上がる。午前中のワークショップで学んだことを、高石とのセッションを通して実感する時間となっていた。

そして、すでに配信では、3次審査の通過者18 人が発表。候補者たちは、この先どんな芝居を見せていくのか。オーディションの行方にも注目したい。

『THE OPEN CALL ‐MAIN PARTNER 山田孝之‐』は、Leminoにて毎週木曜0時更新で配信中。

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