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「この花瓶、要らないでしょ」私の家から勝手に持ち帰った親戚。後日、叔母の家でも同じことをした結果

  • 2026.11.5

かけ直させる電話と、払わない会計

母方の親戚に、何かと図々しいところのある女性がいます。

一つひとつは小さなことなのですが、何度も重なるうちに、私はその親戚と付き合うのが苦手になっていました。

例えば電話です。

向こうから用事があってかけてきたのに、話し始めるとすぐにこう言います。

「ごめん、かけ直してくれる?」

結局、私がかけ直し、長々と頼みごとを聞くことになるのです。

一緒に外食をしたときや、電車やバスを利用するときも同じでした。

支払いの場面になると、決まってこう言います。

「立て替えておいて。あとで払うから」

ところが、あとからお金を返してもらったことはありません。

少額とはいえ、何度も続くとさすがに気になります。

しかし、親戚相手にお金の話をするのも気まずく、私は強く言えずにいました。

そんなある日の昼、親戚が私の家に来たときのことです。

居間でお茶を出していると、親戚が棚に飾っていた花瓶を手に取りました。

「この花瓶、要らないでしょ」

「え? いや、それは…」

「使ってないみたいだし、うちの玄関にちょうどよさそう。もらっていくわね」

そう言うと、親戚は花瓶を自分の紙袋に入れてしまいました。

あまりに突然のことで、私は言葉が出ませんでした。

飾ってある物を、本人の返事も聞かずに持っていくなんて。いくら親戚でも、さすがに遠慮がなさすぎます。

それ以来、親戚から電話が来るたびに、また何か頼まれるのではないかと身構えるようになりました。

叔母の家で起きた出来事

しばらくして、母の妹にあたる叔母の家に親族が集まる日がありました。

昼の食事を終え、みんなで和室に座って話していたときです。

例の親戚が立ち上がり、棚に飾られていた置物を手に取りました。

「これ、要らないでしょ。もらっていくわね」

私は思わず親戚のほうを見ました。以前、私の家で花瓶を持ち帰ったときと同じです。

すると、叔母がすぐに口を開きました。

「要るから置いてあるのよ」

「でも、飾ってあるだけじゃない。親戚なんだし、いいでしょ」

「いや、困るわ。元に戻してちょうだい」

叔母は落ち着いた口調でしたが、はっきりと断りました。

そして、続けてこう言ったのです。

「それと、前に立て替えた分も、そろそろ返してね」

その言葉を聞いて、私は驚きました。

叔母もお金を立て替えたままになっていたとは、知りませんでした。

親戚は一瞬黙り、置物を抱えたまま叔母を見ています。

私は少し迷いましたが、思い切って口を開きました。

「あの、私もまだ返してもらってないんです」

すると、向かいに座っていた親戚が顔を上げました。

「実は、うちもなんだけど…」

その言葉をきっかけに、別の親戚も話し始めました。

「うちもよ。旅行のときの分、まだ返してもらってないの」

みんな同じような経験をしていたのです。

例の親戚は何か言いかけましたが、結局、何も言いませんでした。

そして、手に持っていた置物をそっと棚に戻しました。

和室には少し気まずい空気が流れましたが、叔母はそれ以上責めることもなく、親戚も黙ったままでした。

それ以来、親戚が私に「立て替えておいて」と言うことはなくなりました。家の物を勝手に持ち帰ることもありません。

先日も親戚から電話がありましたが、以前のように身構えることなく出られました。

ずっと言い出せずにいたことを、叔母がきちんと伝えてくれたおかげで、私も自分の気持ちを口にできました。

親戚だからといって、何でも我慢する必要はない。あの日の出来事を通して、そう感じました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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