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「ちょっと神経質すぎない?」共用駐車場の植木鉢に集まる蜂。だが、娘を心配する父親が管理会社に相談した結果

  • 2026.11.5
「ちょっと神経質すぎない?」共用駐車場の植木鉢に集まる蜂。だが、娘を心配する父親が管理会社に相談した結果

駐車場のすみに増えていく植木鉢

僕は妻と幼い娘と、マンションで暮らしています。僕たちの部屋のすぐ隣には、共用の駐車場があります。

ある春、隣の部屋の奥さんが、その駐車場のすみでトマトなどの野菜や、子どものアサガオを育て始めました。

最初は数も少なく、それほど気にしていませんでした。

しかし、夏になるころには植木鉢がずらりと並び、蜂や虫が集まるようになったのです。

僕の車にも虫がとまるようになり、娘は駐車場を通るたびに怖がるようになりました。

羽音が聞こえると僕の手をぎゅっと握り、その場で立ち止まってしまいます。

ある朝、奥さんが植木鉢に水をやっていたので、僕は声をかけました。

「最近、この辺り、虫が増えましたね」

すると奥さんは、あまり気にした様子もなく答えました。

「まあ、夏だからね。虫くらいは出るでしょ」

それ以上は言い出せず、その日は話を終えました。ところが、その後も植木鉢は増えていきました。

「子どもが喜んでるんだから、いいでしょ」

ある昼、駐車場で蜂を見た娘が怖がって泣き出してしまいました。

ちょうど奥さんが水やりをしていたので、僕は思い切ってお願いすることにしました。

「すみません。娘が蜂を怖がっていて…。植木鉢を別の場所に移してもらうことはできませんか?」

奥さんは少し驚いたようにこちらを見ました。

「えっ、どうして?何か問題ある?」

「虫が結構集まってきているんです。駐車場なので、ちょっと心配で」

すると奥さんは、納得できない様子で言いました。

「うちの子どもが喜んでるんだから、いいでしょ」

さらに、植木鉢の並んだ場所を指して続けました。

「だって、誰も使ってないすみっこじゃない。ちょっと神経質すぎない?」

僕は困ってしまいました。奥さんの子どもが楽しみにしているのは分かりますが、こちらの娘は怖がっているのです。

「でも、共用の駐車場ですし…」

そう伝えても、奥さんは考えを変える様子がありませんでした。

これ以上話しても難しそうだと思い、僕は娘を抱き上げて部屋に戻りました。

その後、管理会社に連絡して事情を説明しました。すると、ほかの部屋の住人からも虫についての相談が届いているとのことでした。

管理会社が伝えた駐車場のルール

それから何日かした昼のことです。

駐車場にスーツ姿の管理会社の担当者がやって来て、植木鉢のそばにいた奥さんに声をかけました。

僕もその場にいたので、少し離れたところからやり取りを見ていました。

「こちらの植木鉢なんですが、移動をお願いできますか?」

担当者がそう伝えると、奥さんはすぐに言い返しました。

「えっ、どうしてですか?子どもが喜んでるんですよ。少しくらい、いいでしょう?」

担当者は手元の規約の紙を見せながら、落ち着いた口調で説明しました。

「お気持ちは分かります。ただ、駐車場に植木鉢は置けません。共用部分に私物を置かないよう、規約で決まっているんです」

「でも、車の邪魔にはなってませんよね?」

「そうですね。ただ、置く場所の問題だけではなくて、蜂や虫が集まるというご相談も、ほかのお部屋からいただいています」

奥さんは少し黙ってから、植木鉢に目を向けました。

担当者は続けました。

「申し訳ありませんが、今週中に片付けていただけますか?」

奥さんはしばらく何も言わず、最後に小さく「……分かりました」と答えました。

その週のうちに、駐車場の植木鉢はすべて片付けられました。

蜂や虫もだんだん来なくなり、奥さんは僕と顔を合わせても、目をそらして足早に通り過ぎるようになりました。

ある日、娘がきれいになった駐車場のすみを見て言いました。

「パパ、もう怖くないね」

そう言うと、娘はうれしそうに駐車場のすみへ走っていきました。

娘がまた安心して通れるようになり、僕もほっとしました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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