1. トップ
  2. エピソード
  3. 「大丈夫大丈夫、うちの子たち慣れてるから」車道近くで遊ぶ子どもを見ないママ友。だが、見守りの男性が告げた一言

「大丈夫大丈夫、うちの子たち慣れてるから」車道近くで遊ぶ子どもを見ないママ友。だが、見守りの男性が告げた一言

  • 2026.11.4
「大丈夫大丈夫、うちの子たち慣れてるから」車道近くで遊ぶ子どもを見ないママ友。だが、見守りの男性が告げた一言

子どもたちを見ているのは私だけだった

息子には、いつも一緒に遊ぶ仲良しの友だちがいます。

その子たちのママから、夕方になるとよく声をかけられていました。

「子どもたちみんな来るから、おいでよ〜!」

息子も楽しみにしているので、私も誘われるたびに参加していました。

ただ、少し気になっていることがありました。集まるとママたちのおしゃべりが盛り上がり、子どもたちの様子を見る人がほとんどいないのです。

私も話に加わってはいましたが、子どもたちが気になって、何度もそちらへ目を向けていました。

その日の集まりは、通学路沿いの広い歩道でした。

ママたちが輪になって話している少し先で、子どもたちは追いかけっこをしています。

遊んでいるうちに、だんだん車道の近くまで行くようになりました。

「ねえ、ちょっと道路に近くない?」

私が声をかけると、ママ友の一人がちらっと子どもたちのほうを見ました。

「ああ、平気平気。ちゃんと分かってるって」

そう言って、また話に戻ってしまいます。

私としては、せめて誰か一緒に見ていてほしかったのですが、なかなか言い出せませんでした。

見守りの男性が伝えたこと

しばらくすると、子どもたちがふざけ合いながら車道のほうへ走り出しました。

先頭の子が歩道の端まで来たのを見て、私は思わず声を上げました。

「危ない!止まって!」

子どもたちは足を止めました。その直後、目の前の車道を車が通り過ぎていきました。

あと少し遅かったらと思うと、ぞっとしました。

私はママ友たちのほうを振り返りました。

「今、車が来てたよ。もう少しこっちで遊ばせない?」

すると、一人のママ友が答えました。

「大丈夫大丈夫、うちの子たち慣れてるから」

「そうそう、心配しすぎだよ〜」

別のママ友もそう言います。どうやら、今の危ない場面をきちんと見ていなかったようでした。

「でも、今、本当に飛び出しそうだったよ」

そう伝えても、ママたちはあまり深刻に受け止めていない様子でした。

そのとき、近くの横断歩道で子どもたちの見守りをしていた年配の男性が、こちらへ歩いてきました。

「すみません、ちょっといいですか」

男性はママたちに声をかけました。

「さっき、車が来ていたの、見えましたか?」

ママ友たちは顔を見合わせました。

「あ、いえ…」

「あの子、車道に出かけていましたよ。こちらの方が声をかけて止まりましたけど、危なかったです」

男性は子どもたちのほうを見ながら続けました。

「慣れている場所でも、子どもは急に走り出すことがありますから。ちゃんと見ていてあげてくださいね」

「……はい。すみません」

さっきまで大丈夫だと言っていたママ友も、今度は子どもたちのほうへ目を向けていました。

私は男性に「ありがとうございました」と頭を下げました。

それ以来、集まる場所は道路から離れた公園になりました。ママたちも、おしゃべりの合間に子どもたちの様子を気にかけるようになりました。

あの日、事故にならなくて本当によかったです。今は私も少し安心して、息子が遊ぶ姿を見守れています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ