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【漫画】「お盆玉、今年は5千円でいいぞ」と毎年たかる遠い親戚。私が向き直ると、男性は広間から消えた

  • 2026.11.4
【漫画】「お盆玉、今年は5千円でいいぞ」と毎年たかる遠い親戚。私が向き直ると、男性は広間から消えた

広間で毎年やってくる親戚

男性は座るなり、私にお盆玉の5千円をねだりました

お盆休みになると、実家の広間には親戚がずらりと集まります。

その中に、毎年決まって私の隣へ腰を下ろす男性がいました。

年に一度しか会わない遠い親戚で、どこの家の人なのかも、私にはよく分かっていませんでした。

今年も男性は座布団に座るなり、私のほうへ体を向けました。

近況を尋ねることもなく、切り出したのはいつもの話です。

「お盆玉、今年は5千円でいいぞ。」

お盆玉は、子どもに渡すお小遣いという印象がありました。それを、大人の私が毎年のようにねだられているのです。

親戚なんだからと迫られ、私は返す言葉に詰まりました

広間には両親も伯父も伯母もそろっていて、周りの耳があります。ここではっきり断れば、場の空気を壊し、お金を惜しむ人だと思われるかもしれません。

そう考えて、毎年『ご勘弁ください』と笑ってかわしてきました。

周りの親戚は、またかという表情で見て見ぬふりをしているようでした。男性は私の愛想笑いを見ると、さらに言葉を重ねました。

「親戚なんだから、水くさいぞ。」

「5千円くらい、出せるだろ。」

親戚だと言われても、私は男性と自分がどのようにつながっているのかを知りません。

膝の上で両手を握りしめたまま、うまい返事が見つかりませんでした。

男性に向き直った私

私は男性に名前を尋ね、手のひらを差し出しました
私は男性に名前を尋ね、手のひらを差し出しました

そのとき、あることに気づきました。毎年顔を合わせているのに、私は男性の名前を一度も聞いたことがありません。今まで抱えていたもやもやの理由が、少し分かった気がしました。

私は背筋を伸ばして男性に向き直り、できるだけ穏やかな声で尋ねました。

「お名前を、教えてください。」

男性は言葉に詰まり、愛想笑いも消えました。私は笑顔を崩さず、手のひらを上に向けて、男性の胸の高さへ差し出しました。『お盆玉は、年上のあなたからいただくものでしょう。5千円、ください』。

「名前も知らない人にねだるんですか?」

伯父が吹き出し、男性は席を立って広間から離れました

一瞬、広間の空気が固まりました。すると、隣の伯父が吹き出し、つられてあちこちから笑い声が上がりました。

男性の顔から笑みが消え、口元が引きつっていました。周りの笑い声が続くなか、男性は口を開きました。

「じ、冗談に決まってるだろ。」

男性はそう言い捨てると、立ち上がって背を向け、人の輪のほうへ離れていきました。

片づけを手伝っていると、伯母が黙って私の肩に手を置き、そっとうなずきました。言葉はなくても、気持ちは伝わってきました。その夜の食事は、毎年よりずっとおいしく感じました。

翌年の帰省から、男性は広間で私と目が合うたび、離れた席へ移るようになりました。声をかけてくることも、もうありません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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