1. トップ
  2. エピソード
  3. 「返事遅いね」と責めた私→急に返信が早くなった海外出張中の彼に「ねえ、そっちは今何時?」と送ったら

「返事遅いね」と責めた私→急に返信が早くなった海外出張中の彼に「ねえ、そっちは今何時?」と送ったら

  • 2026.11.4
ハウコレ

「時差って、何時間あるの?」。友人にそう聞かれても、私にはすぐに答えが浮かびませんでした。彼から届いたメッセージの送信時刻を、一度も向こうの時間で考えたことがなかったのです。
その数日前の昼休み、スマホを開くと、彼からの返信がようやく届いていました。私が送ったのは、前の日の仕事帰り。半日以上たって返ってきたのは、「ごめん、今見た」という短い一文でした。

海外出張中の彼

彼とは付き合って1年半になります。2週間前から、彼は仕事でニューヨークに出張しています。
出発前、彼は「向こうでも連絡するから」と言ってくれていました。だから、毎日やりとりできるものだと考えていたのです。
ところが、彼の返事はいつも、私が送ってから半日近くたって届きます。慣れない土地での仕事が忙しいのだろう。そう自分に言い聞かせてはいました。
それでも、話したいことがあるときにすぐ返ってこないのは寂しいものです。送ったメッセージの下に何も届かない画面を、何度も確かめてしまいました。

「返事遅いね」

ある日の昼休みも、彼の返事は半日遅れでした。
「ごめん、今見た」
その一文を見て、たまっていたものがあふれました。
「返事遅いね」
「忙しいのは分かるけど、ちょっと寂しい」
送ってから、きつい言い方だったかもしれないと思いました。けれど、それが本音でもあったのです。
彼の返事は、思っていたよりずっと早く届きました。
「ごめん。なるべく早く返すようにする」
それからは、本当に返事が早くなりました。昼休みに送っても、1時間もしないうちに返信が届きます。うれしくなった私は、「返事早くなったね」と送りました。すぐに返ってくる理由は、深く考えないままでした。

友人の一言

数日後、友人とランチをしながら、彼の話をしました。返事が遅いと言ったら、早くなったこと。私が少し得意げに話すと、友人はスプーンを置いて言いました。
「時差って、何時間あるの?」
私は首をかしげました。ニューヨークが遠いことは知っていても、向こうが今何時なのか、考えたことはありませんでした。友人はさらに続けました。
「何時に送ってきてるか、計算したことある?」
友人のその言葉が、帰りの電車でもずっと頭に残っていました。

そして...

その夜、部屋に戻ってから、スマホの時計アプリを開きかけて、やめました。計算で確かめるより、彼の口から聞きたかったのです。
私は彼に「ねえ、そっちは今何時?」と送りました。返事が届いたのは、翌日の昼過ぎです。
「帰ったら、ちゃんと話す」
そこに、時刻は書かれていませんでした。少し考えてから、私は「帰ってきたら、いっぱい話そう」と返しました。責めるのはやめて、彼の帰りを待つことにしたのです。
急に早くなった返事の裏で、彼は何をしていたのか。時差のことを、なぜ一言も言わなかったのでしょうか。
(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ