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「明るい過疎化」で生きる北海道のマチ 20年前のスナックも復活!挑戦とつながりで集う場に

  • 2026.11.2

過疎化が進む北海道月形町に、いま新たな風が吹き始めています。

キーワードは『明るい過疎化』。

10月には札幌市の現役医学生が手がけるゲストハウスがグランドオープンしたほか、約20年前に閉店したスナックも復活間近に。

人口減少を悲観せず、新たな『挑戦者』を受け入れて活性化を目指す町の取り組みを取材しました。

『挑戦する人』を育てるキャンプ

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地域の課題をビジネスにつなげ、町で挑戦する人を育てる起業支援プログラム「ツキビズキャンプ」。

2年前から始まり、4回目となった今回のキャンプには、町内外から13人が参加しました。
約2か月間、月形町を知ることから始め、地方で起業するための知識を学び、期間中に月形町にまつわる『ビジネスアイデア』をまとめて発表します。

講師には、経営コンサルタントや北海道大学スタートアップ創出本部の特任教授を迎え、地元をよく知るスタッフが全力でサポートします。
課題を見つけ、考え、行動し、新しい価値を生み出す『起業家精神』と『人脈』が身につきます。

コンサルタントの田名辺健人さんは「月形町で何か事業をやって、何らかの課題解決ができたら、月形町だけでなく他の地域でも横展開できる」と話します。

企画・運営する、町民主体のまちづくり団体「つきがたデザイン」が掲げるコンセプトは『明るい過疎化』です。

「つきがたデザイン」の本多大輔代表は「人口減少で過疎化が止まらないのをどうしていくか考えたとき、町に挑戦する人が多ければ、その挑戦を見た他の挑戦者たちが集まって来るのではないかと考えた」と話します。

町の「スナック」復活へ

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人口減少を悲観するのではなく、挑戦する人を増やし、町の新たな可能性を広げていく『明るい過疎化』。

「ツキビズキャンプ」を通して、挑戦する人たちの『繋がり』であるコミュニティも生まれています。

町内でスナック「宵YOI」を開業予定の関健吾さんは「コミュニティをすごく大事にしているというか、運営スタッフがその後の様子をちゃんと追っている。サポート体制が万全」と話します。

関さんは「ツキビズキャンプ」の1期生です。2年前に「地方で何かを始めたい」とキャンプに参加し、移住を決意しました。

約20年前に閉店した町のスナックを復活させることに加えて、かつて繁華街だった旧駅前通りの活性化プロジェクトにも挑戦しています。

「何か起きそうというワクワク感はすごく詰まっているし、色々な可能性があって、町の人と話したら意外とひょんなことからできる。自分1人でやりたいことの可能性をぐっと広げてくれる」

こうした『挑戦の輪』は、町内で広がり始めています。

現役医学生が『ゲストハウス』を開業

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同じく1期生の西岡佳子さんは、現役の医学生で、10月に一軒家を改装したゲストハウス「ルールブルーI」を開業しました。

当初はあまりビジネスや起業に興味がありませんでしたが、このキャンプで『特に学んだこと』があったといいます。

「キャンプで教えたいことは『起業家精神』とは何か、なんだろうなって。自分のやりたいことをどうやって形にしていくかが大事。町民、旅行で来る人、留学生、地元の子どもたち、障害があったりなかったり、色々な人に来てもらって、その違いを一緒に楽しむような、そういう所を目指している」

『挑戦者』を迎え、町も変化

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スナックやゲストハウス以外にも、すでに町内でカフェを開業した主婦もいます。

卒業生の『挑戦』を目の当たりにした「キャンプ」の参加者からは…。

「挑戦している人たちは気持ちが言葉に入っているというか、熱意・熱量を感じる。自分のやりたいことが、どれぐらいできそうかを見定めて、行けそうだったら月形町に移住したい気持ちはある」

「ツキビズキャンプ」を企画・運営する「つきがたデザイン」副代表の梅木悠太さんは、少しずつ『町の変化』を感じ始めています。

「1期生の動きが良かったおかげで、仲間が集まってきた。ツキビズキャンプが終わった後が大事だと思っていて、参加者がいかに何らかの行動を起こすか、一歩前に出てやってみる行動に繋がるかどうかが一番大事」

中学生への研修会も

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さらに月形町では、中学生を対象にした研修会も実施しています。

「月形町教育委員会」と「ツキビズキャンプ」を企画・運営する「つきがたデザイン」は、3年前から月形中学校の生徒を対象に「中学生リーダー研修会」を行っています。

企業の職場見学や、課題解決策を自分で考えるワークショップなどを通じて、子どもたちの視野を広げて仕事や夢の選択肢を増やすことを目指しています。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke読者編集部ぬまぬま
※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年9月29日)の情報に基づきます。

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