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キャサリン妃(英国)からスティダー王妃(タイ)まで。プリンセスに受け継がれる、華麗なるロイヤルジュエリー15

  • 2026.11.2
WPA Pool / Getty Images
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キャサリン皇太子妃(英国)のネックレス

2018年、オランダ国王夫妻を迎える宮中晩餐会でキャサリン妃が身に着け、数十年ぶりに公の前に姿を現し話題となった大粒パールとダイヤモンドのネックレス。これは1863年、のちのエドワード7世が花嫁であるデンマークのアレクサンドラ王女(のちのアレクサンドラ王妃)へ贈った結婚祝いのパリュール(ジュエリーセット)の一部で、王室御用達ジュエラー、「ガラード」によって製作された。

その後に受け継いだメアリー王妃からさらに譲り受けたエリザベス皇太后は、晩餐会などでたびたび着用するほどのお気に入りだったよう。

WPA Pool / Getty Images

キャサリン皇太子妃(英国)のティアラ

1914年にエリザベス女王の祖母であるメアリー王妃の依頼で「ガラード」によって製作された“ラヴァーズ・ノット・ティアラ”。当初はアーチの部分にさらに19個のパールをあしらった壮麗なデザインだったものの、実用性を考え後に取り外されたそう。

メアリー王妃の死後、孫のエリザベス女王に受け継がれ、その後、ダイアナ元妃のアイコニックなティアラとして数々のシーンを飾ることに。キャサリン皇太子妃のお気に入りティアラとしても知られ、2026年10月、オマーン国王を歓迎する晩餐会では、「エリーサーブ」のバターイエローのドレスに合わせた姿がキャッチされた。

Pool / Getty Images

キャサリン皇太子妃(英国)のブローチ

2026年10月、オマーン国王を歓迎する式典でキャサリン皇太子妃がコートにあしらっていたブローチ。これは、“プリンス・オブ・ウェールズ・フェザーズ・ブローチ”として知られるもので、こちらもアレクサンドラ王妃への結婚祝いとして製作された。その後、エリザベス皇太后からダイアナ元妃、カミラ王妃へと受け継がれ、2022年、キャサリン皇太子妃がプリンセス・オブ・ウェールズの称号を引き継ぐ際に譲られた。

この日のキャサリン皇太子妃は、取り外し可能な大粒のカボションカットのエメラルドをあしらって。

Samir Hussein / Getty Images

カミラ王妃(英国)のブローチ

大粒のサファイアを引き立てるようにダイヤモンドが囲む美しいブローチ。1840年、結婚式前夜にアルバート公からこのブローチを贈られたヴィクトリア女王は、翌日の結婚式にサムシングブルーとして身につけるほど、大変に気に入ったのだそう。そして、このブローチを常に君主の所有とすることを遺言に残した。

ちなみに、このブローチは、ダイアナ元妃への婚約指輪を選ぶチャールズ皇太子にインスピレーションを与えたことでも有名。その指輪をウィリアム皇太子が受け継ぎ、キャサリン皇太子妃の婚約指輪となった。

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ユージェニー王女(英国)のティアラ

センターに93.70ctものエメラルドがさんぜんときらめく“グレヴィル・エメラルド・ココシュニック・ティアラ”。このティアラは1921年、エリザベス皇太后の親しい友人だったマーガレット・グレヴィル夫人が「ブシュロン」で購入したもの。その後、夫人が1942年に亡くなると、エリザベス皇太后へと遺贈された。

さらにエリザベス女王へと引き継がれたものの、長く公に登場することはなかった同ティアラが一躍注目を浴びることになったのが、2018年のユージェニー王女のウェディング。ベールをあえて着用せず、ティアラの美しさを引き立てるスタイルでお披露目した。

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レティシア王妃(スペイン)のティアラ

スペイン、レティシア王妃が何度も着用してきたこのティアラは、1906年、アルフォンソ13世がイギリスから嫁いだエナ王妃への結婚祝いとして贈った“フルール・ド・リス・ティアラ”。3つの大きな“フルール・ド・リス(百合の紋章)”を中心に、大粒のダイヤモンドがきらめくゴージャスなデザインだ。

“将来のスペイン国王の妃が着用すること”というルールをもつジュエリー“ホヤス・デ・パサール”はエナ王妃の遺言で定められたもので、このティアラもソフィア王太后、レティシア王妃と受け継がれている。写真は、2017年2月、アルゼンチン大統領夫妻を迎えた晩餐会にて。

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マキシマ王妃(オランダ)のティアラ&イヤリング

2013年4月30日に行われた夫のウィレム=アレクサンダー国王の即位式でマキシマ王妃が着用していたサファイアのティアラ。これは、1881年、オランダ国王ウィレム3世が妻であるエマ王妃(現国王の高祖母)へ贈ったもので、リズミカルに並ぶサファイアとダイヤモンドが圧倒的な存在感を放つ。その後、孫のユリアナ女王へと遺贈され、ユリアナ女王の跡を継いだベアトリクス女王もこのティアラを好んで着用していた。

即位式でのマキシマ王妃は、さらに、ユリアナ女王の娘、マルフリート王女(現国王の叔母)のために仕立てられたサファイアとダイヤモンドのイヤリングをコーディネート。ロイヤルブルーのドレス&ケープと合わせて、完璧なスタイルを完成した。

Patrick van Katwijk / Getty Images

カタリナ=アマリア王女(オランダ)のティアラ

2026年6月、ドイツ大統領夫妻を歓迎した晩餐会でティアラデビューしたオランダ王室の皇太子、カタリナ=アマリア王女。このティアラは60年代に作られた“パール・ボタン・ティアラ”をベースに、1879年にエマ王妃がウィレム3世から贈られた星型のブローチをあしらったもの。母、マキシマ王妃が2002年の結婚式で着用した思い出のティアラをチョイスした。

Patrick van Katwijk / Getty Images

スティダー王妃(タイ王室)のティアラ

2026年4月、スウェーデン国王カール16世グスタフの80歳を祝う晩餐会で、タイ王室の歴史的な宝飾品のひとつである“タイ・ダイヤモンド・フリンジ・ティアラ”を着用し話題となったスティダー王妃。19世紀末にヨーロッパで作られといわれるこのティアラは、ロシアのココシュニック様式を取り入れており、放射状に広がるダイヤモンドがスタイリッシュなデザイン。パーツの組み換えにより、ネックレスなどとしても使えるコンバーチブル仕様で、歴代の王妃たちの様々なシーンを彩ってきた。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ジェツン・ペマ王妃(ブータン)のティアラ

ミステリアスな美貌で世界のロイヤルファンから熱い視線を浴びるブータン王室のジェツン・ペマ王妃。2023年5月、ロンドンのバッキンガム宮殿で開催されたチャールズ国王の戴冠式前夜のレセプションで彼女は“ターコイズ・バンドゥ・ティアラ”を民族衣装の”キラ”に合わせた。

このティアラの起源は不明なものの、少なくとも1970年代からブータン王室に存在しており、ブータンでは古来より神聖な石として尊ばれた天然のターコイズがあしらわれている。おそろいのイヤリングもある。

Martin Sylvest Andersen / Getty Images

メアリー王妃(デンマーク)のエメラルド・パリュール

2025年1月、新年の公式晩さん会でデンマーク王室のメアリー王妃は、レースとベルベットの美しいドレスに、エメラルドが輝くティアラとイヤリング、ネックレスを合わせた。

この“エメラルド・パリュール”は、1840年に国王クリスチャン8世からカロリーネ・アマーリエ王妃へ銀婚式の記念として贈られたもの。国外への持ち出し禁止、在位中の王妃のみ着用してよいといったルールをもつ“クラウン・ジュエル”として、通常はローゼンボー城に展示されている。

Pascal Le Segretain / Getty Images

ヴィクトリア王太子(スウェーデン)のティアラ

2010年、スウェーデン王室のヴィクトリア皇太子が自身の結婚式で着用した“カメオ・ティアラ”。7つの美しいカメオを中心に小粒のパールをあしらったこのティアラは、1809年にフランス皇帝ナポレオン1世がジョゼフィーヌ皇后に贈った“カメオ・パリュール”の中のひとつ。ジョゼフィーヌ皇后の孫娘がスウェーデン皇太子と結婚した際に、スウェーデンへと伝わった歴史あるティアラだ。シルヴィア王妃を始め、王室の女性たちが伝統的に結婚式でこのティアラを着用している。

Pascal Le Segretain / Getty Images

シルヴィア王妃(スウェーデン)のアメジスト・パリュール

2022年12月、ノーベル賞授賞式の晩餐会でシルヴィア王妃のパープルのドレスを彩っていた“アメジスト・パリュール”。深いパープルのアメジストとダイヤモンドから成るパリュールは、こちらもジョセフィーヌ皇后の孫娘からスウェーデン王室にもたらされたもの。元のパリュールにティアラはなく、シルヴィア王妃が大きめのネックレスをティアラとしてリフォームした。

Patrick van Katwijk / Getty Images

エリザベート王女(ベルギー王室)のティアラ

ベルギー、エリザベート王女の頭に輝くダイヤモンドのかれんなティアラ。これは、1960年、スペインの貴族であったファビオラ妃がボードゥアン国王と結婚した際、ベルギーのジュエリーブランド「ウォルファーズ」によって製作されたもの。

エリザベート王女の母、マティルド王妃もお気に入りのティアラで、ネックレスとして着用する姿も過去にキャッチ。写真は2023年10月、デンマークのクリスチャン皇太子の18歳の誕生日を祝う晩餐会にて。

Julian Parker / Getty Images

カロリーヌ公女(モナコ王室)のネックレス

祖母シャルロット公女、母グレース・ケリー、婚姻関係を結んだハノーファー家など、多方面から受け継いだジュエリーを身に着けてきたカロリーヌ公女。ペアシェイプのパールが並ぶティアラはシャルロット公女のために作られたもので、「カルティエ」によって製作された。

母、グレース妃は公に身に着けることっはなかったことから、カロリーヌ公女のアイコン的なティアラとして認識されることが多かったこのティアラ。同じくシャルロット公女が所有していたフリンジネックレスとのコーディネートを楽しむことが多いよう。

natatravel / Getty Images

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