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セルマ・ブレア、機内暴行騒動から約3週間で沈黙破る 涙ながらに謝罪「誰かを傷つけるつもりはなかった」

  • 2026.11.2

『キューティ・ブロンド』で知られる俳優のセルマ・ブレアが10月11日、デルタ航空の機内で乗務員に暴行した疑いで逮捕された騒動から約3週間。沈黙を続けていたセルマが10月30日、自身のインスタグラムに動画を投稿し、涙をこらえる様子で謝罪の言葉を口にした。(フロントロウ編集部)

「誰かを傷つけたり、怖がらせたりするつもりはなかった」

動画は「こんにちは、私です。10月11日から数週間、黙ったままでいたことは分かっています。みなさんには私自身の口から聞く権利があるのに、こんなに時間がかかってしまってごめんなさい」という言葉から始まる。

セルマは現在も法的な手続きが進んでいるため、弁護士から事件当日のことについて話さないよう求められていると説明。「その言葉に従っていますし、このことを非常に重く受け止めています」と語った。

その上で、「お伝えできるのは、とてもシンプルで、自分について知っている最も確かなことです。これまでの人生で、誰かを傷つけたり、怖がらせたりしようと思ったことは一度もありません」と強調。「失望させてしまった人、傷つけてしまった人、怖がらせたり、驚かせたりしてしまった人たちに、本当にごめんなさい」と謝罪した。

また、励ましてくれた人々に向けて、「私と、私にとって世界のすべてである息子にとって、何よりの支えになりました」と感謝を伝えた。さらに、介助犬のスカウトも無事であることを報告。最後は「今は自分の健康と息子のことに専念します。みなさんへの感謝と愛を胸に過ごしていきます」と締めくくった。

多発性硬化症による医療上の緊急事態だったと説明

騒動が起きたのは、10月11日のロサンゼルス発ニューヨーク行きのデルタ航空便。米AP通信によると、セルマはジョン・F・ケネディ国際空港への到着後、乗務員への暴行が疑われるとして警察に身柄を拘束され、病院に搬送された。乗務員2人がけがを訴え、うち1人も病院に運ばれている。

さらにセルマは、搬送中の警察官と病院の看護師を蹴った疑いで、第2級暴行罪2件に問われた。10月12日の審理では無罪を主張し、保釈金を支払って釈放された。機内での行為については、FBIによる捜査も進められている。

一方、セルマの代理人は10月16日に発表した声明で、「機内でセルマに医療上の緊急事態が起きた」と説明。飛行中に航空機のドアを開けようとしたという報道を否定した上で、セルマに誰かを傷つける意図はなかったと主張した。

セルマは2018年に多発性硬化症(MS)の診断を公表している。代理人は、病気そのものを疑う声に反論するとともに、セルマがMSに伴う神経症状「情動調節障害(PBA)」も抱えていることを明かした。PBAは、本人の意思とは関係なく、突然泣いたり笑ったりするなど、感情表現のコントロールが難しくなる症状で、今回の医療上の緊急事態が周囲からどのように見えたかにも関係しているという。

また、弁護士は、セルマが神経症状を抑える薬を数回服用できておらず、仕事による疲労や飛行中に頭を打ったことなどが重なり、強い混乱状態に陥っていたと説明している。

代理人は「報じられている以上の事情がある」として、すべての事実が明らかになる前に判断を急がないよう呼びかけた。

今回の動画でも事件当日の詳しい経緯には触れなかったセルマ。次回の審理は2027年1月19日に予定されている。

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