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立川の「猫本専門店」から「どこまでも絵本棚の大型書店」で見つけた「おすすめ絵本6冊」〔絵本専門士〕が選書!

  • 2026.11.2

絵本専門士・日下淳子が案内する、絵本の「まちさんぽ」。今回は立川の2つの「絵本スポット」をご紹介します。

今週末のお出かけの参考にしてみてくださいね。

日下淳子(くさか・じゅんこ)

絵本専門士。出版社での雑誌編集者を経て、絵本と子育て、暮らしを中心に編集・執筆を行っている。現役の音楽教室講師でもあり、保育士経験があることから、親子関連の企画、運営にも携わっている。

「necoya books」

住所:東京都立川市富士見町2-11-7

TEL:042-842-0476

営業:12:00~18:00

定休日:木曜・日曜

立川駅の北口から12分ほど歩いた所にある「necoya books」は、1歩足を踏み入れて驚くほど猫、猫、猫が!

そう、その名の通り、こちらは猫の本と雑貨のお店です。

cocreco猫のフィギュアから絵葉書、文房具など猫グッズがあちこちに。

オープンして5年目。作家さんの作る猫モチーフの雑貨も一緒に売られており、猫好き、絵本好きにはたまらない空間です。

2階はギャラリーになっており、絵本の原画展や作家さんの個展が多く開かれています。

cocreco【2026年今後のギャラリー予定】9/11(金)~9/30(水) 『ねこのおしごと はたらくねこたちのおはなし』星野萌さん原画展、10/2(金)~10/21(水)『ぴいころピッコ』イシデ電さん原画展、10/23(金)~11/11(水)『ぼくらニセなかよし』出口かずみさん原画展

お子さんと一緒にお出かけした時にちょっとひと休みするなら、ギャラリーの奥のソファがおすすめ。ギャラリーを見渡し、絵本を読みながらゆっくりできるスペースです。

cocreco2席だけの特等席。ゆったりと本を読める。

オーナーの柳智恩(ゆう・じうん)さんは、韓国と日本の絵本の架け橋ともなっている方。韓国語の絵本のコーナーもあり、韓国語が読めなくてもかわいい猫のイラストに一目ぼれして買っていかれる方も多くいるのだとか。

cocrecoイラストレーター・モリさんの国内では貴重なオリジナルグッズも。

ここにある本はどれを開いても猫が出てきますが、どの猫も表情が豊か! 猫ならでは性格のおもしろさもあり、子どもを重ねて読んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

necoya booksで出会ったおすすめ猫本をご紹介します。

【necoya booksおすすめの絵本3選】

1冊目:『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』

cocreco『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』作:庄野ナホコ(講談社)

貧しい猫の兄弟ルッキオとフリフリが、大きなスイカを見つけて売りに出るお話。

「こりゃ、すげえ」「売ったらマグロ買えるかもな」と、ちょっぴり口は悪いけれど愛嬌満点な猫のキャラがほほえましい。写実的な猫のギャングっぽい表情に惹き込まれます。驚きの展開はぜひ読んでみてください。

ルッキオとフリフリのシリーズは、他にも2冊刊行されています。

2冊目:『ひげが ながすぎる ねこ』

cocreco『ひげが ながすぎる ねこ』作・絵:北澤 平祐(講談社)

北澤平祐さんが描く、ひげが長すぎてちょっと面倒だと思っている猫のお話。猫は何もしていなくても、まわりが「ひげが長いから……」とあれこれちょっかいを出してきます。

シンプルな中に、気まぐれで個人主義な猫の特性がよく表れていて、最後はくすりと笑ってしまいます。

3冊目:『Mo story 子猫のモー』

cocreco『Mo story 子猫のモー』作・絵:チェ・ヨンジュ 訳:矢部太郎(玄光社)

韓国のイラストレーター・チェ・ヨンジュさんの描く少しコミックタッチな猫がかわいい絵本。日常の風景や自然の背景が美しく、見る人の心をつかんで離さない1冊です。

子猫のモーが、動物たちに助けられながら冒険する物語で、日本語版は矢部太郎さんが翻訳しています。

「ジュンク堂書店 立川髙島屋店」

地域最大級の面積を誇るジュンク堂書店。立川髙島屋S.C.の6階にあり、豊富な品揃えは圧巻。児童書コーナーの白い棚には絵本がズラリ。

住所:東京都立川市曙町2丁目39番3号 立川髙島屋S.C.6F

電話:042-512-9910

営業時間:10:00~21:00

これだけでもすごいのに、白い棚の裏側にもぎっしり季節の絵本や新刊が並べられており、実は向かい側にある「児童書」の棚にもかなり多く絵本が並んでいるのです。

cocreco「伝統芸能」から「音の出る絵本」「わらべうた」「大人向け絵本」のコーナーまで充実のラインナップ!

小さな地域店では置ききれない、新しい出版社を特集した棚まであり、いままでにない絵本との出会いがある書店です。

cocreco303BOOKS、みらいパブリッシング、めくるむなどの出版社を特集した棚も。

通路前のフェアや新刊コーナーでは、表紙を見せるように展示されている本が多く、行事の絵本や新しい絵本を常に探している保育士さんたちがよく来店するほどです。

cocreco毎月新しい絵本を知りたいときは、この新刊の棚をチェック。

児童書売り場に読書スペースはありませんが、立川髙島屋S.C.内は子連れにやさしい店が豊富。上階にある子どものあそび場で満喫した後、ジュンク堂で本を買い、キッズメニューが豊富な飲食店に行くというコースで利用される方がたくさんいます。雨の日のおでかけも安心ですね!

ここは本の数がとても多いのですが、本の検索コーナーもすぐ近くにあって便利です。どんな絵本探しにも応えてくれるポテンシャルがある書店なので、絵本探検にやってきてくださいね。

【ジュンク堂書店 立川髙島屋店で選んだ絵本】

1冊目:『おさんぽスシトレイン』

cocreco『おさんぽスシトレイン』(グラニフのえほん)作・絵:たいっちゃん/文:はせがわさとみ(303BOOKS)

アパレルメーカー・グラニフの大人気キャラクター「スシトレイン」を303BOOKSが絵本化。「食べ物」の「乗り物」が「お散歩」へ行くという子どもの好き要素が満載で、ジュンク堂でもよく売れる絵本のひとつです。

お寿司がころころてくてく動いていく様子もかわいいです。ほかにもグラニフのキャラクター絵本として『ビューティフルシャドーのかくれんぽ』『ぷかぷかメンダコ』などが刊行されています。

2冊目:『たびするこいし』

cocreco『たびするこいし』作:たかお ゆうこ(講談社)

海辺できれいな石を拾って、その石に合った美しい絵を描いていくお話です。

石という科学系のテーマでありつつ、物語を感じさせる構成になっていて、つるっとした小さな小石ひとつが、こんなにも想像力をかきたてるのだと実感します。

大人が眺めているだけでも楽しめる作品です。

3冊目:『まないたにりょうりをあげないこと』

cocreco『まないたにりょうりをあげないこと』作・絵:シゲタ サヤカ(講談社)

料理人のまな板に顔がついていて、具材を切ろうと載せると端の方を食べてしまうというユニークな設定がおもしろい! 食べるうちにまな板がだんだん大きくなってきて……。

シゲタさんの作品は、色や線がパキッとしていて、子どもの集中力が続きやすく、読み聞かせをすると小さな子から小学生まで盛り上がります。

───◆───◆───立川の絵本屋さん巡り、いかがでしたか? ぜひお子さんと一緒に行ってみてくださいね。

撮影・取材・文/日下淳子

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