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「着ないと思ったら全然捨てて!」段ボール二箱のおさがりを置いていった知り合いのママ。中身を見た母が翌日返しに行った理由

  • 2026.11.2

帰省先で再会した知り合いのママ

女の子を出産して少したったころ、私は赤ちゃんを連れて実家に帰省していました。

そのとき、昔からの知り合いのママと久しぶりに会い、立ち話をすることになりました。

私が女の子を産んだと知ると、相手はうれしそうに言いました。

「うち、下の子が男の子だから、お姉ちゃんの服が余ってて。よかったらおさがり、もらってくれない?」

おさがりには少し抵抗がありましたが、昔からの付き合いもあって断りづらく、私は曖昧にうなずきました。

「じゃあ、今度実家に持っていくね。うちも片づけたかったから、ちょうどよかった」

そして後日の昼、知り合いのママが実家を訪ねてきました。

赤ちゃんを抱いて玄関に出ると、そこには大きな段ボールが二箱も置かれていたのです。

「えっ、こんなにあるの?」

思わず声を上げると、相手は笑いながら答えました。

「そうなの。中はあんまり確認してないんだけどね」

「でも、こんなにたくさんは……」

私が言い終わる前に、相手は明るい調子で言いました。

「着ないと思ったら全然捨てて!」

そう言って、さっさと帰ってしまいました。

玄関に残された二箱を前に、私は困り果てました。まだ中身も見ていないのに、ずいぶん気軽に渡されたものだと感じました。

段ボールを開けた母の反応

その夜、段ボールを開けてみると、思わず顔をしかめてしまいました。

中には着古した服が、たたまれもせずに詰め込まれていました。

しかも、何枚か確認しているうちに、小さな虫の幼虫がついていることに気づいたのです。

「えっ、虫…?」

慌てて手を止めました。これでは赤ちゃんに着せるどころか、家の中に置いておくのも心配です。

そこへ台所から母がやってきました。

「どうしたの?」

「もらった服に虫がついてるの。どうしよう…」

母は箱の中をのぞき込み、しばらく黙っていました。

「これは返したほうがいいんじゃない?」

「でも、せっかく持ってきてくれたのに…」

「気持ちはありがたいけど、虫がついていたら困るでしょう。ちゃんと事情を話せばいいわよ」

確かに、そのまま捨てるのも気が引けます。私は母の言うとおり、返すことにしました。

母は虫が広がらないよう、服をビニール袋に入れて口をかたく結び、段ボール二箱に戻しました。

翌日の昼、母と私は赤ちゃんを連れて、知り合いのママの家を訪ねました。

玄関に出てきた相手は、私たちと段ボールを見て不思議そうな顔をしました。

「あれ、どうしたの?」

母が落ち着いた声で答えました。

「昨日いただいた服なんだけど、虫がついていたの」

「えっ、虫?」

「うん。赤ちゃんに着せるのは心配だから、申し訳ないけどお返ししますね」

相手は驚いた様子で箱を見つめていました。

母はさらに、穏やかな口調で続けました。

「ほかの人にあげるときも、一度中を確認したほうがいいと思うわ。おうちにある服も、念のため見てみてね」

知り合いのママは何か言いかけましたが、結局何も言わず、段ボールを受け取りました。

ちょうど門の前を近所の人が通りかかり、こちらをちらりと見ていました。

私も気まずさはありましたが、母が冷静に話してくれたおかげで、きちんと返すことができました。

それ以来、知り合いのママからおさがりの話が出ることはありませんでした。

帰り道、私は母に「ありがとう」と伝えました。

その日、赤ちゃんには新しく買った小さな服を着せました。好意でいただくものでも、受け取る側のことを少し考えてほしかったなと思った出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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