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「またその話?」路上駐車を注意すると不機嫌になる隣人。だが、困り果てた私たちが自治会長に相談した結果

  • 2026.11.2
「またその話?」路上駐車を注意すると不機嫌になる隣人。だが、困り果てた私たちが自治会長に相談した結果

週末になると家の前に並ぶ車

戸建ての家に引っ越したのは、子どもがまだ小さかったころです。

隣には同じくらいの年の子どもがいる家族が住んでいて、週末になると友だちの家族が何組も車で遊びに来ていました。

最初は特に気にしていなかったのですが、困ったのは車の止め方です。

隣の家の敷地に入りきらない車が、家の前の細い道にずらりと並ぶのです。

車を出すときも見通しが悪く、止まっている車の陰から人や自転車が出てこないかと、いつもひやひやしていました。

ある週末、門の前にいた隣の奥さんに思い切って声をかけました。

「すみません。道に車が止まっていると、うちの車を出すときに見えにくくて……」

「ああ、お客さんの車ね。週末くらい大目に見てよ」

奥さんは笑いながら答えました。

「でも、道も狭いですし、危ないので……」

「みんな遠くから来てくれてるのよ。夕方には帰るから」

そう言われると、それ以上は言いづらくなってしまいました。

しかし、車が並ぶのは昼過ぎから夕方まで。次の週末も状況は変わりませんでした。

たまりかねて、私はもう一度お願いに行きました。

ところが、玄関に出てきた奥さんは、私の顔を見るなり嫌そうな表情を浮かべました。

「またその話?うちのお客さんに文句があるの?」

「そういうわけじゃないんです。ただ、子どもも通る道ですし……」

「そこまで気にしなくてもいいでしょ。毎日じゃないんだから」

「でも、車を出すときに危なくて」

「もう、分かったから」

奥さんはそう言うと、話を切り上げるようにドアを閉めてしまいました。

これ以上直接お願いしても、関係が悪くなるだけかもしれません。私は困り果ててしまいました。

自治会長が隣人に伝えたこと

実は、困っていたのは私だけではありませんでした。

向かいや角の家の人たちも、車の出し入れがしづらく、通れるようになるまで待たされることがあったのです。

そこで私たちは連れ立って、自治会長に相談することにしました。

事情を聞いた自治会長は、路上駐車を控えるよう呼びかける回覧板を回してくれました。

さらに別の日の昼、自治会長自身が回覧板を手に隣の家を訪ねてくれたのです。

私は自宅の門の前にいて、二人のやり取りが聞こえてきました。

玄関に出てきた奥さんは、最初はにこやかに応じていました。

「週末にお友だちが来てるだけなんですよ。夕方には帰りますし」

「そうなんですね。ただ、あの道は狭いでしょう。車が並ぶと見通しが悪くなって、危ないというお話が出ているんです」

「でも、週末だけですよ?」

「それは分かります。ただ、ほかのお宅からも同じ相談を受けていましてね」

奥さんは少し驚いたような顔をしました。

自治会長は続けました。

「子どもたちも通る道ですから。来られる方には、近くの駐車場に止めてもらうようお願いできませんか」

「……そうですか」

それまで何度も「少しの間だから」と繰り返していた奥さんでしたが、今度は言い返しませんでした。

向かいの家の人も門の前にいることに気づいたようで、奥さんは気まずそうに目を伏せ、黙って回覧板を受け取りました。

そして、次の週末のことです。

いつも車が並んでいた家の前の道には、一台も止まっていませんでした。

久しぶりに静かな午後を過ごせて、子どももぐっすり昼寝をしています。

その後、隣の門の前を通ったとき、奥さんは私に気づくと、そそくさと家の中へ入っていきました。

少し気まずい関係にはなってしまいましたが、車の出し入れをするたびに不安を感じずに済むようになり、ほっとしました。

何度お願いしても伝わらなかったことが、自治会長を通して、ほかの住民も困っていると伝わったことで変わったのだと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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