1. トップ
  2. エピソード
  3. 「まだ続いてたんだ」シングルマザー時代に親しかったママ友。私の再婚後、笑顔で放った一言に背筋が凍った

「まだ続いてたんだ」シングルマザー時代に親しかったママ友。私の再婚後、笑顔で放った一言に背筋が凍った

  • 2026.11.2

同じ境遇だと言い続けたママ友

以前、私はシングルマザーとして、娘を保育園に預けながら働いていました。

当時、保育園には同じように一人で子どもを育てているママ友がいました。

子ども同士が仲よしだったこともあり、門の前で会えばよく話していました。

ただ、ママ友は私に強い仲間意識を持っているようで、正直なところ、少し苦手なタイプでした。

「私たち、同じだもんね」

「そうですね。お互い大変ですよね」

ママ友はそう言いながら、よく私の腕に軽く触れてきました。

そのころは、ただの口ぐせなのだと思っていました。

そんな私が再婚したのは、2年前のことです。

ママ友にも報告すると、笑顔でうなずいてくれました。

ところが、それから少しずつ、彼女の態度に違和感を覚えるようになったのです。

ある朝、保育園の門の前で顔を合わせたときのことでした。

ママ友は私の前で足を止めると、にこやかな笑顔で言いました。

「まだ続いてたんだ」

「え?」

「ううん、なんでもない。おはよう」

何が続いているのか、すぐには分かりませんでした。聞き返そうとしたときには、もう話を終わらせるような雰囲気になっていました。

私はあいまいに笑って返しましたが、心の中には引っかかるものが残りました。

運動会の観覧席で聞いた耳打ち

それからも、ママ友は夫と顔を合わせるたびに、じっと見つめるようになりました。

夫がお迎えに来た日も、門の前から夫の背中をいつまでも目で追っていました。その様子を見て、私は何となく居心地の悪さを感じていました。

そんなある日、保育園の運動会がありました。

朝からよく晴れていて、夫は少し離れた場所で娘の出番を待ちながら、カメラを構えていました。

私が観覧席に座っていると、ママ友が隣に腰を下ろしました。

「いい天気でよかったね」

「本当ですね。子どもたちも張り切ってますね」

何げない会話を交わしていると、ママ友は夫のほうをじっと見つめました。

そして、私の耳元に顔を寄せて、こうささやいたのです。

「いつまで続くか、楽しみにしてるね」

私は思わず言葉を失いました。

以前、何度も言われた「私たち、同じだもんね」という言葉が頭に浮かびました。

もしかして、私がまた一人になると思っているのでしょうか。

考えすぎかもしれません。それでも、あの笑顔と言葉がどうしても気になりました。

運動会が終わるころ、片づけをしている夫のそばへ、ママ友が歩いていきました。

近くにいた私にも、二人の会話が聞こえてきました。

「奥さんのことなら、昔からよく知ってるんです。何でも聞いてくださいね」

「ああ、どうも。いつもお世話になってます」

夫は特に気にする様子もなく、いつもどおりに答えていました。

帰り道にも「親切な人だね」と笑っていましたが、私は素直にうなずけませんでした。

今も家の中は穏やかで、夫との暮らしは何も変わっていません。

ただ、子ども同士の付き合いもあるため、ママ友と距離を置くことはできずにいます。

保育園の門の前であの笑顔を見るたびに、運動会でささやかれた言葉を思い出します。

あの日、夫に何を聞かせるつもりだったのか。その答えは、今も分からないままです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ