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砂糖入り飲料への課税が始まるドイツ。甘いものは、果物や黒砂糖、米飴や甘酒など上質なものを少しだけ【タベコト in Berlin・136】

  • 2026.10.31

ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

上質な甘味

ドイツでは乳幼児の飲むお茶への甘味料(砂糖だけでなく、はちみつ、果汁、シロップ、も含む)の添加が2024年より全面的に禁止されています。普段のベビーフード、赤ちゃん用のお菓子なども砂糖を使用しないものが基本的に勧められ、甘味をつけているとしたら果物のシロップなどでうっすら甘味がついている程度、となっています。それにはドイツに引っ越した当初、とっても驚いたなぁ……。そしてそれがまた大人が食べても美味しいから、いまだに我が子もベビー用お菓子の大ファンなのですが。

実はドイツで一番好きかも。種類が豊富で選ぶのも楽しいベビー用お菓子コーナー。

そしてドイツでは、2027年7月から加糖された飲料に税金をかけることが決定したとか! この税制の目的は、国民の砂糖摂取量の削減や、医療制度、健康保険料の負担の軽減と言われています。もちろん賛否両論で、批判的な意見もあるのですが、とうとう子育てだけでなく、社会全体で「多すぎる糖の摂取」という現代食生活に変化を起こそうとしているのかもしれない、とも思います。

いまだに優しい甘味のベビー用お菓子が好きな子どもたち。小さい頃の味覚って残るんですよね。

そんななかハロウィンも迎えるし、クリスマスもやってくるし! なかなか甘いものとの縁を切るのが難しい年末ではありますが、メリハリをつけて食べるときは思い切り! そして日々の生活の中ではなるべく少なく、もしくは質を選んで、というふうにゆるやかにやっていけばいいのかなと個人的には思っております。

そうは言ってもクリスマスクッキーを焼く季節! こんな時は思い切り楽しみたい。

食卓が豊かになって、どうしても糖質や脂質が多くなってしまう現代ですが、だからと言ってそれをいきなりゼロに戻してしまうのは極端かもしれないですよね。たしかに私も精製された白い砂糖や、人工甘味料を子どもが口にするのは避けたいと思っています。

けれどその代わりに、季節の果物、良質なはちみつ(適齢であれば)、甘味であればメープルシロップや黒砂糖などミネラルを含む茶色い甘味、はたまた日本には米飴というおかゆを麦芽で発酵させて作る甘味もあります。甘酒もアルコールがないのに甘いし、そういう良質な甘味は高価でもあるけれど、高価だからこそ少量を味わって、という感覚で日々に取り入れてみると、なんだか気持ちがラグジュアリーになる気がします。

宝石を買うよりうんと安いのにリッチな気持ちになれるってお得じゃないですか(笑)。しかも健康的となれば! そんなふうに上質な甘味を子どもたちと楽しむのも、楽しくていいんじゃないかなと思っています。

小学校高学年、思春期ともなればこんな激し目のお菓子だってたまに食べちゃう。それもまた社会勉強ですから。
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