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「中国は自分たちが世界の支配者だと思っている」エムバペの中国謝罪騒動は『中国の交渉戦術』、元中国代表監督がガチ指摘

  • 2026.10.31

中国をめぐる問題に揺れているフランス代表FWキリアン・エムバペ。

彼はワールドカップ歴代最多得点記録を樹立した世界的スター選手だ。

そのエムバペは、中国の最高指導者だった毛沢東を「中国の独裁者だったと思う人物」と評したことで、騒動の渦中に置かれることになった。

中国の飲料メーカーとの契約を解除されたエムバペは「不適切な発言だった」と謝罪することになったのだ。

エムバペはスペインが誇る世界的強豪レアル・マドリーに所属しているが、中国はスペインリーグの放送を中止したとされている。

レアルのレジェンドOBでもあるホセ・アントニオ・カマーチョは、中国をよく知る人物だ。

71歳のカマーチョは、レアルで通算577試合に出場したスペイン代表OB。スペイン代表や古巣レアルなどを監督として率いた後、2011~2013年までは中国代表チームを指揮した。

当時の中国はサッカーに破格の投資をしていたが、今やその面影はない。

『COPE』によれば、カマーチョは中国についてこう語っていたという。

「彼らはすべてを非常に素早く進めたがる。そして、飽きてしまうとすべてを放り出してしまう。

サッカーや宣伝活動などに多額の投資をしてきたが、いまやそのレベルの注目は求めていないのだろう。彼らはそういうものだ。

(中国在任中に明確なNGマニュアルはなかったが、スポーツ大臣ら政府高官との会談で中国の理念を痛感させられた)

彼らは常に自分たちのルール、やり方、彼らが掲げるすべての価値観に適応しなければならない、と求めてくる。

あらゆる面で自分たちが世界の支配者のように考えており、それに対処するのは簡単ではない。

彼らは即座に関係を打ち切り、あとはFIFAやUEFA、その他の関係機関と当事者同士で解決させる。

ある百貨店に行ったとき、ある意味ですべての商品が『模倣品』だったことがあった。レアル・マドリーがユニフォームを手に入れるよりも前に(偽物が)並んでいた。

(代表監督の契約更新から1週間後に解任されたが)契約更新を伝えられた1週間後には帰りの航空券代さえ支払われなかった。

彼らは私に苦情を申し立てるべきだと言った。私を解雇して退職金を支払ったことを単純に認めるわけにはいかないから、と説明された。それが彼らの国でのやり方なのだ。

(エムバペ騒動における中国側の対応は交渉戦術だと見ており)彼らは間違いなくスペインリーグと交渉を試みるはず、支払額を低くできないかを画策するだろう」

最終的にはFIFAがカマーチョの主張を認め、中国が支払うべきだった報酬を手にすることができた。

そのうえで、彼はエムバペと古巣レアルには優秀な弁護士を雇うように助言していたという。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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