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『ワイルド・スピード』全11作品の見る順番!公開順と時系列を解説

  • 2026.10.30

2001年の第1作から25年続く『ワイルド・スピード』シリーズ。これまでに本編10作とスピンオフ1作の計11作が公開されており、これから見る人が迷うのが「どの順番で見ればいいのか」ということだ。基本的には公開順がおすすめだが、物語の時系列でたどると3作目の位置が大きく変わる。全作品の一覧とあらすじ、見せ場、時系列順、そして完結編の情報まで、まとめて紹介する。(フロントロウ編集部)

まずは「公開順」で見ればOK

初めて見るなら、劇場公開された順番が最もわかりやすい。シリーズではキャラクターが作品をまたいで再登場し、伏線も後の作品で回収されていくため、制作側が観客に見せた順番で追うのが自然だ。

順番邦題原題日本公開
1『ワイルド・スピード』The Fast and the Furious2001年
2『ワイルド・スピードX2』2 Fast 2 Furious2003年
3『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』The Fast and the Furious: Tokyo Drift2006年
4『ワイルド・スピード MAX』Fast & Furious2009年
5『ワイルド・スピード MEGA MAX』Fast Five2011年
6『ワイルド・スピード EURO MISSION』Fast & Furious 62013年
7『ワイルド・スピード SKY MISSION』Furious 72015年
8『ワイルド・スピード ICE BREAK』The Fate of the Furious2017年
スピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw2019年
9『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』F92021年
10『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』Fast X2023年

日本では「MAX」「MEGA MAX」のように、副題で作品を見分けるのが定番。原題と並べておくと、海外のニュースを読む際にも役立つ。

全11作のあらすじと見せ場

1.『ワイルド・スピード』(2001年)

ロサンゼルスのストリートレースを舞台に、ロサンゼルス市警の潜入捜査官ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)が、車両強奪事件への関与が疑われるグループに近づく。しかし、ブライアンはリーダーのドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)と本物の友情を育み、ドムの妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)と恋に落ちてしまう。後にシリーズの中心人物となるレティ(ミシェル・ロドリゲス)もここで初登場する。

2.『ワイルド・スピードX2』(2003年)

舞台をマイアミに移し、ブライアンが主役を務める。ヴィン・ディーゼル演じるドムが登場しない作品で、シリーズの中でも比較的独立した物語だ。とはいえ、後にファミリーの中心メンバーとなるローマン(タイリース・ギブソン)とテズ(リュダクリス)が初登場するため、見逃せない1作となっている。

3.『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)

東京に駐留する米海軍の父親のもとへ送られた少年ショーン(ルーカス・ブラック)が、ストリートレースの世界に飛び込み、ドリフトの技術を身につけていく。ショーンの師匠となるのが、サン・カン演じるハンだ。本編から離れた番外編のようにも見えるが、ラストにはドムも姿を見せる。この作品こそ、後述する「時系列の落とし穴」の鍵を握っている。

4.『ワイルド・スピード MAX』(2009年)

第1作から数年後を描く、ドムとブライアンの物語の本格的な続編。ポール・ウォーカーとヴィン・ディーゼルが再び共演し、ハンもドムのかつての仲間として登場する。後にファンの人気を集めるジゼル(ガル・ガドット)も本作で初登場する。

5.『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011年)

前作の直後から始まり、シリーズがストリートレース中心の物語から「チームによる大規模な強奪作戦」へと大きく方向転換した作品。舞台はリオデジャネイロ。ドウェイン・ジョンソン演じる捜査官ルーク・ホブスがここで初登場する。シリーズ屈指の人気作として評価されることも多い。

6.『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013年)

『MEGA MAX』からしばらく後の物語。ホブスの依頼を受けたファミリーが、傭兵集団を率いるオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)に立ち向かう。エンドクレジット中の映像では、オーウェンの兄デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が初登場し、物語は次作へとつながっていく。

7.『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)

ジェームズ・ワンが監督を務めた7作目。謎の諜報員ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)が初登場する作品でもある。ポール・ウォーカーは撮影期間中の2013年11月に亡くなり、残りの場面はCGや過去の映像、そしてポールの弟ケイレブとコーディの協力によって完成させた。ブライアンが画面に登場する最後の作品となった。

8.『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017年)

『SKY MISSION』からしばらく後の物語。原子力潜水艦とのカーチェイスという大迫力の見せ場に加え、シャーリーズ・セロン演じる天才ハッカーのサイファーと、ヘレン・ミレン演じるショウ兄弟の母マグダレーンが初登場する。

スピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019年)

ホブスとデッカードという、本編では反目し合ってきた2人が手を組むスピンオフ。人類を危険にさらすウイルスを狙う、肉体を強化された敵ブリクストン(イドリス・エルバ)を止めるため、凸凹コンビが世界を駆け回る。本編の流れを追うだけなら必須ではないが、2人の関係を知っておくとシリーズをより深く楽しめるはずだ。

9.『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021年)

ジャスティン・リン監督が復帰。1989年の回想でドムが父親を失った経緯が描かれ、ジョン・シナ演じるドムとミアの弟ジェイコブが登場する。そして最大のサプライズが、『TOKYO DRIFT』で命を落としたはずのハンの復活だった。

10.『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023年)

シリーズの最終章の幕開けとなる1作。『MEGA MAX』で命を落としたエルナン・レイエスの息子ダンテ(ジェイソン・モモア)が、復讐のためにファミリーを追い詰める。ブリー・ラーソン、アラン・リッチソン、リタ・モレノら新キャストも加わった。

時系列順に並べると「3作目」が6番目に

物語の時系列で並べ替えると、順番は次のように変わる。

時系列作品ポイント
1『ワイルド・スピード』すべての始まり
2『ワイルド・スピードX2』第1作の後のブライアン
3『ワイルド・スピード MAX』第1作から数年後
4『ワイルド・スピード MEGA MAX』『MAX』の直後
5『ワイルド・スピード EURO MISSION』『MEGA MAX』の後
6『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』『EURO MISSION』の後
7『ワイルド・スピード SKY MISSION』『TOKYO DRIFT』の終盤と一部重なる
8『ワイルド・スピード ICE BREAK』『SKY MISSION』の後
9『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』『ICE BREAK』の後
―『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』『ICE BREAK』以降。正確な位置は不明
10『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』最終章の幕開け

鍵を握るのはハンだ。3作目の『TOKYO DRIFT』で命を落としたように描かれたハンは、4作目の『MAX』から再びドムの仲間として登場する。これを成り立たせるため、『MAX』『MEGA MAX』『EURO MISSION』の3作は、物語の時系列では『TOKYO DRIFT』より前の出来事という設定になった。米Screen Rantによると、『EURO MISSION』のエンドクレジット中には『TOKYO DRIFT』でのハンの事故が再び描かれ、そこにデッカードが関わっていたことが明らかになり、『SKY MISSION』へと物語がつながっていく。

制作側が当初からこの流れを計画していたわけではないため、細部ではつじつまが合わない部分もある。米Colliderは、そこも含めて楽しむのがシリーズの醍醐味だと紹介している。さらに『ジェットブレイク』では、ハンが実は生き延びていたことが明かされ、物語は新たな展開を迎えた。演じるサン・カン本人も生還の仕組みを十分に理解していないというから、細部にはこだわりすぎないのが正解かもしれない。

スピンオフの『スーパーコンボ』は、物語の正確な時期が明らかになっていない。『ICE BREAK』より後の出来事だが、劇中のセリフなどから『ジェットブレイク』より後と考える見方もある。

見る順番のよくある質問

時系列順と公開順、どちらがおすすめ?

初めてなら公開順がおすすめ。3作目の『TOKYO DRIFT』は単独でも楽しめる構成で、ハンの物語は『ジェットブレイク』まで見ることで全体像が見えてくる。時系列順は、ハンの歩みを一本の流れとして楽しめる「2周目」の見方としておすすめだ。

『X2』や『TOKYO DRIFT』は飛ばしてもいい?

時間がなければ飛ばしても大筋は追えるが、どちらにも後の作品につながる重要な人物が登場する。『X2』はローマンとテズの初登場作、『TOKYO DRIFT』はハンの物語を理解するうえで欠かせない作品なので、できれば押さえておきたい。

完結編『Fast Forever』は2028年公開予定

本編の最終作となる11作目の原題は『Fast Forever』。米The Hollywood Reporterによると、ユニバーサルは2026年1月にタイトルを発表し、全米公開日を2028年3月17日に設定した。日本での公開日や邦題は、今後の発表を待ちたい。

監督は『ファイヤーブースト』に続いてルイ・レテリエが務め、ジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンも参加すると伝えられている。ヴィン・ディーゼルは、4組の脚本家と4年の開発期間を経て、ようやく納得のいく脚本にたどり着いたと明かし、2026年12月の撮影開始を目指していると語った。

2026年はシリーズ誕生25周年の節目でもある。5月にはカンヌ国際映画祭で第1作が特別上映され、ヴィンやミシェル、ジョーダナ、そしてポールの娘メドウ・ウォーカーが出席した。日本でも11月7日から、『X2』でブライアンが運転した日産スカイラインGT-R(R34)の劇中車が全国を巡る。完結編を迎える前に、ファミリーの物語を第1作から見直すには、ちょうどいいタイミングだろう。

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