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枯れたはずのオリーブから芽が…! 庭じまいから始まったベランダガーデンの秋と嬉しい発見

  • 2026.10.30

庭じまいを機に始まったベランダガーデンも、厳しい夏を乗り越えて秋の手入れの季節を迎えました。挿し木したアジサイの鉢上げを進めるなか、枯れ枝に見えたオリーブから小さな芽が出る嬉しい発見も。秋の花で彩るギャザリングバスケットや、愛犬の柴犬「あん」と過ごす心地よいベランダの日常をお届けします。

秋のベランダ、植物の手入れをはじめよう

庭じまいをして迎えた、初めての夏がようやく終わりました。厳しい暑さを乗り越えた植物たちも、きっとひと息ついていることでしょう。

気温が落ち着き、ベランダでの作業も進めやすい季節になりました。鉢の中の土や根の状態、伸びた枝葉の様子を見直しながら、これから迎える季節に向けて、少しずつベランダを整えていきます。

ムスカリの葉

ふと足元に目を向けると、ムスカリの葉がすっと伸び始めていました。まだ秋の入り口だと思っていても、土の中ではすでに次の季節への準備が始まっているようです。

植物たちの小さな変化を見つけると、こちらも自然と作業を進めたくなります。鉢上げや剪定、そして秋の花を楽しむアレンジ。植物の様子を確かめながら、我が家のベランダも少しずつ秋の装いへと整えていきます。

育った苗を鉢上げする

挿し木苗

第2弾の挿し木に挑戦してから、1カ月ほどが経ちました。うまく根づいたものもあれば、残念ながら失敗してしまったものもあります。そんな中、根が出てきたアジサイを鉢上げすることにしました。

鉢上げは、挿し木で育てた苗を、これからしっかり成長させていくための大切なステップです。

挿し木苗

作業で気をつけたいのは、根を傷めないこと。苗を取り出すときは、根を切ったり傷つけたりしないよう、優しく扱います。無理に引っ張らず、根の周りの土をそっとほぐしながら取り出します。また、作業中に根が乾かないように注意し、植え付けたらたっぷりと水を与えます。鉢上げ後の数日間は、直射日光や強い風を避け、明るい日陰で様子を見守ります。

アジサイの挿し木

今回、特に気にかけていたのが、赤い花を咲かせるヤマアジサイです。枝がとても細く、うまく根づいてくれるか心配していましたが、なんとか発根してくれました。まだ頼りない苗なので、今回は4本をまとめてひとつの鉢に植えることにしました。

アジサイの挿し木

ブルーのアジサイや、斑入りの葉が美しいガクアジサイも、順調に育っている様子。それぞれの苗を鉢に植え替え、ひと安心です。

挿し木苗
根が出たいろいろな挿し木苗たちを鉢上げ。

まだアジサイやクチナシなど、鉢上げを待っている挿し木苗があります。これからも様子を見ながら、順番に作業を進めていく予定です。

せっかく根を出してくれた小さな苗たち。ここからも元気に育ち、いつか花を咲かせてくれることを願っています。

挿し木苗

オリーブの枝から、小さな芽が!

オリーブの挿し木

1カ月ほど前、アジサイなどの挿し木をしたときに、試しにオリーブの枝も挿してみました。挿したのは、もう枯れてしまったのではないかと思うような、枝の切れ端。以前の庭から持ってきた枝です。正直なところ、あまり期待はしていませんでした。

ところが、よく見ると、枝の根元に小さな芽が出ているではありませんか!

最初は、たまたま別の草が枝のそばから芽を出したのかと思いました。でも、よく確認してみると、間違いなくオリーブの小さな葉です。

うーん、オリーブって強い!

思いがけない発見に、思わず嬉しくなりました。小さな芽が出ただけですが、植物の生命力には驚かされます。

この小さな芽が、これからどう成長していくのか。楽しみに見守っていきたいと思います。

鉢を整えて、植物もすっきり

鉢植えの整理

庭じまいで植物を引っ越しさせたとき、球根類もまとめて鉢に移しました。

その鉢には、サルビアやキバナコスモス、クラマゴケのほか、ムスカリ、スイセン、ヒアシンスなどの球根類も同居しています。庭にあった植物を、できるだけそのままの状態で、ごっそりと引っ越してきた鉢です。

夏の間は雑草も生い茂り、小さな鉢の中は緑でいっぱいに。葉がわさわさと茂る様子は、それはそれで涼しげに見えました。

そして秋。今は、その緑の中からムスカリの葉がすっと伸び始めています。これからの季節に向けて、伸びすぎた草を取り除き、必要な剪定をしながら、鉢の中をすっきりと整えていきます。どんな植物が育っているのかを改めて確認するのも、こうした手入れの楽しみです。

鉢の整理

アナベルやブルーベリーの鉢も見直します。夏の間、一緒に育っていた大葉を取り除き、株元をすっきりさせることにしました。

植物たちが気持ちよく次の季節を迎えられるように、鉢の中も少しずつ整理していきます。

ギャザリングバスケットも仲間入り

ギャザリングバスケット

秋のベランダを彩る花も、この季節の楽しみの1つです。

先日、静岡市の園芸イベントで開催されたギャザリングの講習会に参加し、バスケットのアレンジを制作しました。

ギャザリング

ギャザリングは、根のついた花やリーフを組み合わせ、色合いや葉の形、質感の違いを生かしながら、ひとつの作品に仕上げていく植え方です。植物の組み合わせによって、さまざまな表情が生まれるのも魅力です。

ギャザリング

完成したバスケットをベランダに飾ってみると、植物の手入れをしてすっきりした空間に、ぱっと彩りが加わりました。いつもの鉢植えとはまた違った華やかさが生まれ、ベランダの景色も少し新鮮に感じられます。

庭じまいを経て始まった、新しいベランダでのガーデンライフ。植物を育てるだけでなく、花を飾り、空間全体を楽しむことも大切にしていこうと思います。これから冬に向けて、そして春に向けて。季節の花を少しずつ迎えながら、ベランダを彩っていきたいです。

相棒のあんと、ベランダで過ごす時間

ベランダガーデン

私の相棒、柴犬のあんは、日が差してくると、ベランダに出たいと私に合図を送ってきます。窓を開けると、のそり、のそりとベランダへ出ていき、気持ちよさそうに日差しを浴びています。

冬になると、しばらくその場で日向ぼっこを楽しむあんですが、10月はまだ少し気温が高いようです。じっと日差しを浴びていると、暑くなってしまうようで、はぁはぁしながら室内へ戻ってきて、水をごくごく飲みます。あんがゆっくりと日向ぼっこを楽しめる季節は、もう少し先になりそうです。

ベランダガーデン

植物たちが秋から冬へと移り変わっていくように、ベランダで過ごす時間も、季節に合わせて少しずつ変わっていきます。あんと一緒に心地よく過ごせる場所を目指して、これからも我が家のベランダを整えていきたいと思います。

Credit
写真&文 / 海野美規 - フラワー&フォトスタイリスト -

うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。

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