1. トップ
  2. エンタメ
  3. パリス・ジャクソン、父の遺産“158億円超”の報酬請求に「不快」

パリス・ジャクソン、父の遺産“158億円超”の報酬請求に「不快」

  • 2026.10.30

マイケル・ジャクソンの長女パリス・ジャクソンが、父の遺産を管理する遺言執行者ジョン・ブランカに対し、新たな申し立てを裁判所に提出した。2年分で1億ドル(約158億円※)を超える報酬の承認を求めたブランカ側に、パリスは「とりわけ不快」と強く反発している。(フロントロウ編集部)

※2026年10月30日時点の為替レートで換算

2年分で約1億922万ドル、それでも会計報告は「不完全」

米Rolling Stoneや米TMZが入手した裁判書類によると、ブランカは2023年と2024年の2年分について、自身と弁護士、そして2026年5月に71歳で亡くなった共同執行者ジョン・マクレーンの報酬を合わせ、計1億921万9,648ドル(約1億922万ドル=約172億円※)の承認を求めていた。

パリスが問題視しているのは、その前提となる会計報告だ。ブランカは2023年分と2024年分の会計報告を、自ら設定した9月15日の期限までに完全な形で提出できず、提出された書類は不完全なものか、パリス側の表現を借りれば「単なる仮の書類にすぎない」ものだったという。

申し立てには「執行者が完全な開示を怠ったのは今回が初めてではない。ただ、今回はとりわけ不快だ。不備のある書類に、1億ドルを超える報酬の承認要求が含まれているのだから」と記されている。

さらに、それほどの金額を算出して分配できるにもかかわらず、何年経っても正確な会計報告を提出できないのはなぜかと疑問を呈し、報酬の水準と「慢性的な無能さ」の落差は「容認できない」と結論づけた。

報酬率を15%から10%へ引き下げるよう要求

パリスが求めているのは、ブランカの報酬率を、遺産に関連するエンターテインメント事業の総収入の15%から10%に引き下げることだ。

TMZによると、この引き下げを2023年分と2024年分にさかのぼって適用し、2026年分の会計報告が提出されるまで継続するよう求めている。あわせて、自身の弁護士費用と訴訟費用を遺産側に負担させるよう要求。自身の取り組みが遺産全体の利益につながるというのが、その理由だ。

これに対し、遺産側の広報担当者は「この申し立てがまったく根拠のないものだと言っても、控えめな表現にすぎない」と一蹴。執行者は当初から遺言執行者としての報酬を放棄しており、一度も受け取っていないと主張した。

執行者に支払われているのは、マイケル・ジャクソンのビジネスを運営する対価として裁判所が認めた、別枠の管理報酬だという。

さらに、すでに提出済みの2023年・2024年分や、提出期限がそれぞれ約6カ月後と約14カ月後に迫る2025年・2026年分について、罰則を求めるのは「ばかげている」と反論している。

長女が父の遺産管理に異議を唱え続ける理由

マイケルは2009年6月25日、50歳で急死した。その後、遺産の管理を担ってきたブランカは、5億ドル(約790億円※)を超える負債を抱えていた遺産を、評価額約20億ドル(約3,160億円※)の巨大ビジネスへと立て直したとされる。遺産の受益者には、パリス(28歳)と兄プリンス(29歳)、弟ビギ(24歳)の3人が含まれる。

パリスとブランカの対立は、今回に始まったことではない。米Billboardによると、パリスは2025年11月、伝記映画『Michael/マイケル』を含む遺産側のプロジェクトが、家族のためではなく、執行者たちを「富ませ、権威づける」ためのものになっていると訴えていた。映画でブランカ役をマイルズ・テラーが演じることも、その例として挙げている。

執行者側は、この異議申し立てを、裁判所の時間と、皮肉にも遺産の財産を浪費する「とてつもない無駄」だと批判した。

2026年4月29日には、パリスに有利な判断が下されている。ブランカが承認した、父の遺産に関する業務を担当した弁護士3人へのボーナス計62万5,000ドル(約9,875万円※)について、審理を担当した元裁判官が、金額は「恣意的に見える」として、遺産への返還を命じたのだ。

歌手として初の単独ツアーを開催するなど、自身のキャリアを歩むパリス。代理人の弁護士は以前の裁判書類で「この訴訟はパリスにとってつらいものだ。彼女自身の人生とキャリアの妨げになっている」と記しており、決して軽い気持ちで始めた争いではないことを強調している。

父が遺した財産の行方を見届けようとする長女の戦いは、まだ続きそうだ。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ