1. トップ
  2. エピソード
  3. 「うちは夫が商社マンだから」幼稚園のお迎えで私の服を値踏みするママ友。だが、隣にいたママが笑顔で返した一言

「うちは夫が商社マンだから」幼稚園のお迎えで私の服を値踏みするママ友。だが、隣にいたママが笑顔で返した一言

  • 2026.10.31

会うたびに服を値踏みするママ友

子どもが通う幼稚園では、夕方のお迎えの時間になると、門の前に保護者が集まります。

子どもたちが出てくるまで、近くにいるママたちと立ち話をするのがいつもの流れでした。

その中に、会うたびに私の服装について何か言ってくるママ友がいました。

ある日も、私の上着をじっと見て、こんなことを言ってきたのです。

「その服、プチプラでしょ?」

「うん。動きやすくて気に入ってるの」

そう答えると、ママ友は自分のバッグを肩にかけ直しました。

「うちは夫が商社マンだから、ブランド物しか買わなくて。安い服って、すぐくたびれない?」

私は「そうかな」と曖昧に返しました。

確かに私の服は高いものではありません。でも、自分で気に入って選んでいるので、わざわざ値段を指摘されるのは嫌でした。

そのママ友は、夫の仕事や収入の話もよくしていました。

「うちの夫、毎晩遅くまで会社なの。大きな取引を任されてるから、休む暇もないみたい」

「お給料がいいと、欲しい物を我慢しなくていいから楽よね」

周りのママたちは「そうなんだ」「忙しいんだね」と相づちを打っています。

私も適当に話を合わせていましたが、お迎えのたびに服装を比べられるのは、正直なところ憂うつでした。

別のママが笑顔で返した一言

ある日の夕方も、ママ友は門の前で夫の仕事の話をしていました。

そして私のほうを向くと、上着の袖を指先でつまみました。

「今日もそれ?たまにはちゃんとした服、買ってもらったら?」

周りにもほかのママたちがいたので、私は恥ずかしくなりました。

「でも、これ気に入ってるから……」

そう答えると、ママ友は少し笑いました。

「まあ、本人がいいならいいけどね」

そのとき、隣で話を聞いていた別のママが口を開きました。

「私はその服、いいと思うよ。お迎えのときって、動きやすいほうが楽だし」

思いがけずフォローしてもらい、私は少しほっとしました。

ところがママ友は、納得できない様子です。

「でも、せっかく買うならブランド物のほうがよくない?」

すると、別のママは笑顔のまま答えました。

「そういう考え方もあるよね。でも私は、服にお金をかけるより、家族でご飯を食べる時間のほうが大事かな、それぞれ価値観は違うじゃない?」

「うちは毎日みんなで食べてるんだけど、その時間が楽しみなんだよね」

近くにいたママも「何を大事にするかは人それぞれだよね」とうなずきました。

ママ友は何か言いかけましたが、結局何も言わず、顔を赤くしてバッグの持ち手を握り直しました。

別のママは、ブランド物を否定したわけではありません。ただ、自分と違う考え方もあることを、穏やかに伝えただけでした。

その言葉を聞いて、私も少し気持ちが楽になりました。

やがて子どもたちが出てくると、ママ友は自分の子の手を引き、誰とも目を合わせずに帰っていきました。

それ以来、ママ友がお迎えの場で夫の仕事や収入を自慢することはなくなりました。

私も、以前ほど周りの目を気にしなくなりました。今もお気に入りの服を着て、いつもどおり子どもを迎えに行っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ